令和元年5月12日 晴れ
こんにちは、四十雀です。
5月に入ってから、野鳥探索に最適な好天が続いております。
私の自宅近くや通勤経路でも、お馴染みのスズメを始め、ツバメ、ヒヨドリ、カワラヒワなどが、毎日気持ちよさそうに飛び回ったりさえずったりしています。
さて、今回の野鳥撮影ですが、東白川郡矢祭町に足を運んで撮影をしてみました。
矢祭町と言えば、つつじの名所である「矢祭山公園」が有名です。今回、矢祭山公園付近を散策しましたが、ちょうど写真のようにつつじが見頃でした。
また、野生のフジの花も見事に咲いていました。
写真は矢祭山公園周辺の案内図です。写真中央下に「探鳥路」とあります。野鳥撮影ならば、ここに行けば・・・と思うかも知れませんが、実はこの探鳥路、かなりの急斜面の山道を歩くもので、途中で断念した経緯があります。
そこで今回は、久慈川に架かる「あゆのつり橋」を渡り左側、川岸に沿い、バンガロー方面を歩くことにしました。
久慈川は、八溝山を水源とし、矢祭町を含む東白川郡や茨木県内を通り太平洋と出る河川で、アユ釣りで人気のある川です。
川面をよく見てみると、魚が群れで泳いでいました。恐らくアユだと思います。なお、矢祭山公園のふもと、国道118号線沿いにある売店で、アユの塩焼きが売られています。
久慈川に架かる「あゆのつり橋」です。人が歩くとそれなりに揺れるのと、橋の床部分が木製で、自分の体重で突き抜けないか不安になります・・・。
バンガロー方面へと抜ける川岸の道は、新緑の木々に覆われていました。この日、日差しは強かったのですが、川岸の道は木陰と、時折吹き抜ける風のおかげで、散策するのにちょうど良い涼しさでした。
なお、案内図にあるように、左右の川岸にはいくつか分岐点があり、さらなる観光スポットがあります。今回は時間の都合であまり奥には行っていませんが、登山口はともかくも、軽装で行くことが可能な場所がいくつかあります。
さて、今回は、「野鳥撮影日記」なのにここまで一度も野鳥の写真がなく、観光案内のような内容となっています。
実は、矢祭山公園に到着したのが午前10時半頃と、野鳥撮影には全く不向きな時間帯でした。そのため、スズメ、ツバメ、ヒヨドリの姿やウグイスのさえずりは確認できましたが、それ以外はなかなか・・・。
そんな悪条件の中、何とか撮影できた野鳥は次のとおりです。
飛行するトビの様子です。久慈川上流を数羽、飛行していました。なお、加工はしていますが、それでも暗めに写っているのが惜しいところです。
電線に止まるホオジロです。これも少し暗いか・・・。
写真撮影できた野鳥はこの二羽のみでした。少し消化不良ではありますが、その分、綺麗な風景の中を散策できたので、良しとしたいと思います。
今回確認できた野鳥は、スズメ、シジュウカラ、ツバメ、ウグイス、ヒヨドリ、トビ、ホオジロ、キジでした。
なお、矢祭山公園へのアクセスは、国道118号線を利用するほか、JR水郡線を利用することも可能です。
最寄り駅は「矢祭山」となります。たまにはローカル線の旅を楽しむのも一興ですが、JR水郡線は本数が少ないため、ダイヤはきちんと確認することをおススメします。
JR水郡線は、その名の通り、水戸から郡山の間をつなぐ路線で、その大半の区間では、車窓から風光明媚な景色を楽しむことができます。
近くには、遮断機も警報器もない踏切(「第4種踏切」と言うそうです。)も設置されています。なお、調べたところ、JRの踏切のうちの約7.4%が第4種踏切のようです。
このように、自然豊かな矢祭町、機会があれば散策してみてはいかがでしょうか。