こんにちは、四十雀です。
今回は、休石温泉「太田屋旅館」さんのご紹介をいたします。
太田屋旅館さんは、郡山市市街地から見て西側、同市湖南町や猪苗代湖方面へ通じる「郡山市湖南線」、三森峠へ向かう道の手前にある温泉宿です(以前ご紹介した「forest バン 源田」さんのさらに先にあります。)。
太田屋旅館さんの周りは森に囲まれ、また、小川が流れていることから、夏場でも比較的涼しい環境にあります。
建物に入りますと、運が良い時には看板犬の「コタロー」君が迎えてくれます(なかなか、正面から写真を撮らせてくれません・・・。)。
また、ベランダにはひっそりとスナフキンとミーが佇んでいます。
日帰り入浴の場合、個室や大広間の使用が可能のようです。詳しくはお店の方にご確認ください(私は基本、大広間や個室は使わないのでよく分かりません・・・。)。
太田屋旅館さんのお風呂は、長い廊下の先にあります。廊下の窓からは、古びた社や勢いよく出る水を見ることができます。
太田屋旅館さんの歴史は古く、前九年の役当時、この辺りを訪れた源義家(八幡太郎)にまつわるとのことです。
少し話は脱線しますが、東北では、源義家に関する伝説はもちろん、源義経、弁慶、空海、安部貞任にまつわる伝説も数多く存在しています。
また、若干逆光で見えにくい写真なのが残念ですが、慶応二年(1866年)に書かれた古文書も残ります。古くから知られた温泉であることが伺えます。
温泉分析表です。
太田屋旅館さんの温泉は無色透明で、かすかに硫黄の臭いが漂います。源泉温度が低いため加温されていますが、丁度いい温泉になっていると思います。
個人的な感想ですが、肌にしっとりくる、優しい感じのするお湯で、兵士の傷を癒したという伝説のとおり、体に効く感じがする温泉です。
そのため、老四十雀の私も定期的に訪れる湯治場で肉体・精神、いずれの疲労の方にもおすすめの温泉です。
ぜひ一度、お試しの程を。
令和元年9月21日追記
太田屋旅館さんのお風呂の様子です。
写真のとおり、とても水の綺麗なお風呂であるのが分かるかと思います。
なお、太田屋旅館さんは、令和元年10月の消費税増税に合わせ、料金が変更される予定です。
温泉データ
休石温泉 太田屋旅館(源泉掛け流し)
[場所]
[泉質]
カルシウム・ナトリウム硫酸塩温泉
[源泉温度]
29度
[pH]
9.0
[施設概要]
内湯、露天風呂
[営業時間]
午前9時~午後9時
[料金]
大人500円、小人300円
(令和元年6月9日現在)