こんにちは、四十雀です。
今回は、「鶴乃江酒造」さんの日本酒について、ご紹介をいたします(全国新酒品評会(2018酒造年度)金賞受賞)。
鶴乃江酒造さんは、会津若松市七日町に酒蔵を構えております。
ホームページを見ますと、寛政6年(1794年)創業の老舗の酒蔵さんで、会津藩御用達頭取を務めた一族の方が創業されたとの由です。
ちなみに、有名な会津藩校・日新館の創設が享和3年(1803年)のことです。ここからも、鶴乃江酒造さんの歴史の長さが分かるかと思います。
鶴乃江酒造さんのお店構えです。とても歴史を感じさせる造りです。
お店の軒先には「杉玉」が飾られています。酒造さんでは、よく見られる飾りだと思います。
この飾りを吊るす意味については諸説あるようで、新酒が出来た頃に緑色の杉玉を飾り、その色の抜け具合で、新酒の熟成具合が分かる(緑色が枯れるのと熟成具合等が重なる、とのこと。)、また、お酒の神様に感謝を捧げる、などの意味があるとのことです。
店の前に置かれたマスコット人形?です。色のあせ具合等、歴史を感じさせ、とても味があります。
お店の内部です。主力商品がたくさん置かれていました。
また、お店の方が試飲も進めてくれました(今回、車で来ていたため、試飲できなかったのが残念でした・・・。)。
また、お酒以外にも、Tシャツが販売されていました。とても味があり、少し惹かれてしまいました。
さて、今回、ご紹介用に購入しましたお酒はこちらとなります。
グラスに注いでみました。
かすかにですが、色が付いているのが分かります。それ程強い訳ではありませんが、ほのかな香りが漂ってきます。
次に一口。
鼻で感じる香りの濃度とは対照的に、口の中にお酒が入りますと、その香りが口いっぱいに広がるのが分かります。その香りは強い訳ではなく、とても飲みやすく仕上がっています。
うちの細君いわく、あまり辛口ではなく、女性も飲みやすい日本酒である、とのことです。
ちなみに、鶴乃江酒造さんの主力のお酒は「会津中将」です。なぜこの名前が付いたのか・・・? と、色々調べてみたところ、会津藩9代松平容保公(戊辰戦争時の当主)が「左近衛権中将」に叙位したことが由来なんだろうな・・・なんて想像しております。
ちょっとした歴史を楽しむのもまた、楽しいものだと考えております。
ぜひ一度、お試しの程を。
(令和元年7月19日試飲)