四十雀の素人・初心者による週末農業(+α)日記

四十雀の素人・初心者による週末農業(+α)日記

福島県在住のアラフォーど素人初心者の手による週末農業(野菜・ハーブ育成)の様子を始め,県内(及び隣接県)の温泉,日本酒,釣り紀行,各種写真(野鳥,風景,猫等々)等,名産品や見所をゆるくご紹介するブログです。

日本酒紀行(どぶろく①・福島県南会津郡南会津町)

こんにちは、四十雀です。

今回は趣向を変え、「どぶろく」のご紹介をいたします。

どぶろくは、米と米麹と水を原料として発酵させ、漉す工程を経ていないお酒で、無断で製造しますと酒税法違反となります(10年以下の懲役または100万円以下の罰金の罰則があります。)。

一昔前の日本では盛んにどぶろく造りがなされたとのことで、当局(税務署職員)がよく手入れに来たとのことです(最も、手入れを受ける方も周到なもので、手入れが入ると村の鐘を鳴らして知らせたり、分からないよう墓場に隠したり、さらには誰か一人が犠牲となりどぶろくを差し出し、手入れが終わった後、助かった人達が犠牲となった人にどぶろくを分けた等の逸話を聞いたことがあります。)

ただ、現在は、行政構造改革により、地域振興の観点から、どぶろく特区内での製造や飲食店・民宿等その場で消費される場合に限った販売が許可されています(土産物としての販売については酒税法が適用されるようです。)。

今回は、その「どぶろく特区」で作られたどぶろくのご紹介となります。

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もっきりで出されたどぶろくです。
こちらは、南会津郡南会津町にある「さかい温泉さゆり荘」さんに宿泊した際、メニューにあったどぶろくです。

一口飲んでみますと、口の中に少し強めの酸味が広がります。それがまさにどぶろくの特徴です。
また、漉していない性質上、大量の米が浮いているのもいい所です。

うちの細君いわく、一口飲んでみて「若干きつめのアルコールの入った甘酒のよう」との感想でした。
確かに、女性目線から、初めてどぶろくを飲んでみると、そんな感想になるかも知れません(これは個人的な感想ですが、どぶろくの酸味が病みつきになるのには、少し慣れが必要だと思います。)。

このどぶろく、名前は「今紫」と言い、地元南会津郡南会津町で作られているとのことでした。
そこで、折角なので、製造元を訪れることにしました。

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それがこちら「民宿とまと」さんです。国道289号線を少し入った場所にある民宿さんで、早朝訪れたため立ち寄りませんでしたが、販売もされているようです。

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また、同じ町内にある「道の駅きらり289」内でも販売されています。
道の駅は、地元の様々なお酒が置かれているので、立ち寄った際に目を通してみると、とても楽しいと思います。

福島県内には酒蔵が多いですが、また、どぶろくを製造・販売している場所もいくつかあるようです。
今後もリサーチしてみたいと思います。

ぜひ一度、お試しの程を。
(令和元年7月19日試飲)