こんにちは,四十雀です。
今回の日本酒紀行ですが,日本酒の紹介ではなく,米で作られた焼酎のご紹介をしたいと思います。
このパンフレットをご覧ください。
実は,現在,福島県では,県内の特定の酒蔵を巡りスタンプを集めるスタンプラリーが開催されています(期限は令和2年3月1日まで)。
私も,ブログのネタを集めるのに酒蔵さんを回っているわ訳ですので,ついでにスタンプを集めようと行動を開始しましたが,実は,この中に一箇所,日本酒の酒蔵ではなく,焼酎を蒸留している「蒸留所」さんがありました。
それが今回ご紹介します「ねっか蒸留所」さんになります。
ねっか蒸留所さんは,国道289号線の傍ら,小さな集落の中にあります。
ホームページには,「小さな町の日本一小さな蒸留所」と書かれていますが,確かに小さい蒸留所さんで,一見して民家と間違えるほど周りに溶け込んだ佇まいをしております。
風にはためくのぼりがなければ,ここが蒸留所とは分かりませんでした・・・。
玄関にはとても歴史を感じさせる,味のあるたんすが置かれていました。
店内の様子です。複数の商品が陳列されているほか,奥にカウンターがあります。街中でもなかなか見ることのできない,綺麗な造りの建物だと思います。
販売されている商品の品々です。四合瓶(720ml)の商品が売られていました。
今回,お土産に購入したのがこちら,オーソドックスな商品と思われる米焼酎です。
この手の四合瓶には珍しく,酒蓋で栓がしてあります。
グラスに注いでみました。ちなみにロックです。
さすがに米焼酎,全くの無色透明です。匂いをかいでみますと,意外にも日本酒のようなフルーティな香りが感じられます。
次に一口。
焼酎は度数が25度あるため,大抵ロックで飲むと「強い」と感じますが,ねっかさんの焼酎はとてもまろやかなで,「強い」と感じる尖った感じがなく,とても飲みやすい焼酎です。
私はあまり「米焼酎」というジャンルを嗜んだことがなく(焼酎は麦焼酎や泡盛がメインです。そもそも,あまり米焼酎は販売されていない気もします。),一概に比較することは難しいですが,他の焼酎と比べはるかに飲みやすくすっきりしており,とても飲みやすく感じました。
あまり酒の強い方でないうちの細君もロックで飲むことができ,やはり,飲みやすいと絶賛していました。
ねっか蒸留所さんのパンフレット類です。
確かにホームページにもあるように,小さな蒸留所さんかも知れませんが,ここで作られた焼酎は,正直なところ大きな蒸留所さんの焼酎に決して負けていないと言える味でした。
なお、ねっかさんは、令和元年度の「新しい復興」ビジネスコンテストで大賞に選ばれました。今後の活躍に期待です。
ぜひ一度,お試しの程を。
(令和元年11月3日試飲)