こんにちは,四十雀です。
今回は,「末廣酒造」さんの日本酒について,ご紹介いたします(全国新酒品評会(2018酒造年度)金賞受賞)。
なお,末廣酒造さんは,「ふくしま酒蔵めぐり」に参加されている酒蔵さんでもあります。
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末廣酒造さんは,会津若松市に酒蔵を構えており,同酒造のホームページを見ますと,嘉永三年(1850年)から日本酒造りを続けているとのことです。
ちなみに,その3年後の嘉永六年(1853年)には,歴史の教科書で有名なマシュー・ペリーによる黒船来航が発生しています。まさに幕末の頃のことです。
末廣酒造さんの建物の様子です。時代を感じる佇まいをしております。
なお,余談ですが,以前,私が懇意にしている後輩ちゃんが末廣酒造さん近くのアパートに住んでいて,会津若松市内で飲んだ時にはよくここまで送っていました。
電柱にはお馴染みの宣伝用看板もあります。
正面には巨大な杉玉が吊るされております。
末廣酒造さんの案内用の看板です。酒蔵見学は可能であるほか,今回,時間の都合で行けませんでしたが,クラシックカメラ博物館もあります。
なお,酒蔵見学は時間が指定されておりますので,訪れる際には御注意ください。
入口付近にある,昔の酒売り用の小窓です。ここで酒のやりとり(お客が徳利を持参し,中でお酒を入れた後に返す。)をしていたのでしょうか。風情を感じます。
また,入口付近には水飲み場があり,一般の方と思われる方が水汲みをしていました。
やはり,いい酒を造るには,いい米といい水がかかせません。
建物内部の様子です。木造の,とても風情のある造りをしています。
なお,写真は撮りませんでしたが,中にはカフェもあります(来訪した際はまだ開いてませんでした。)。
酒造りの神様をお祀りすると思われる神棚の様子です。
樽酒が置かれています。これでおいくらくらいするものなのでしょうか・・・。
建物内には,昭和の頃に掘られた井戸も現存しています。
さて,末廣酒造さんの建物内には売店が併設されており,お酒が所狭しと販売されていました(ちなみに試飲も可能です。)。
販売されている商品の中でも,特に珍しいものについてご紹介します。
なかなか珍しい,熟成させた日本酒です。以前,別の酒蔵さんの熟成させた日本酒を飲んだことがありますが,なかなか乙な味をしていました。
こちらは宇宙甘酒です。アイデア商品だと思います。
江戸時代の婚礼の際に使われていそうな片口です。
このように,見ていて飽きさせない売店でした。その中で,今回購入してみたお酒はこちらとなります。
山廃純米の小瓶を購入してみました。
グラスに注いでみました。
特段色が付いているようには見えません。
鼻を近づけてみますと,日本酒(純米酒)特有の匂いを感じることだができます。
次に一口。
口の中に,気持ち強めの辛口日本酒の味わいが広がりますが,それでもすっきりした飲み口であり,辛口の中でも飲みやすい部類に入るのではないかと思います。
また,うちの細君いわく,やはり飲みやすいということでした。
なお,今回,つまみに用意したのはこちらです。
こちら,鯨の刺身です。
実家の両親用に購入したものの余りをつまみにしてみました。辛口の日本酒とよく合いました。
最後に,末廣酒造さんの商品のパンフレット等です。
ぜひ一度,お試しの程を。
(令和元年11月18日試飲)