こんにちは,四十雀です。
今回,久しぶりに野生動物の写真を撮影することに成功しましたので,ご紹介いたします。
それは,令和元年12月のある日のことでした。
丁度天気も良く,この時期にしては暖かい日でもあったので,少し阿武隈川河川敷をうちの細君と,どんな野鳥が来ているか確認するため,散策してみました(そのため,いつも使用するデジカメは持参していませんでした。)。
阿武隈川河川敷の様子です。
実際,歩いてみますと,ハクチョウ,カルガモ,マガモ,ダイサギ,アオサギなど水辺の野鳥のほか,キジバト,カワラバト,ムクドリ,オナガ,そしてキジなど,かなり豊富な種類の野鳥が確認でき,デジカメを持って来るのを悔やむ程でした。
そんな中,我々の先を,老夫婦が散歩していたのですが,急に立ち止まり,河川敷近くにある一軒の民家敷地を見ています。
我々も追いつき,老夫婦の視線の先を見てみました。
デジカメではなく,スマホの撮影なので,多少見づらいかも知れませんが,そこには一匹の猫がいました。
でも,何か様子が・・・。
よ~く目を凝らして周囲を見てみますと,なんと,猫の視線の先には,一匹の狸がいるではありませんか。お互い不意に遭遇し,固まってしまっていたのかも知れません。
木の蔭からこちらの様子を伺う狸の様子です。
さすがにスマホの最大ズームではこれが限界なので,ダメ元でもう少し狸に近付いてみることにしました。
すると,意外にも逃げるそぶりはなく,のろのろとしていたので大分寄った写真を撮ることができました(なお,猫は一瞬にしていなくなりました。)。
なんだかこの狸,「本当に野生動物か?」と思うぐらい,動きがのんびりとしていました。こちらを見ているので警戒心くらいはあるのでしょうが・・・。
やがて,狸はゆっくりゆっくり,場所を移動始めました。せっかくなので,少しその後を追うことにしてみました。
少し高台から,下の側溝を歩く狸を撮影しました。こうしてみると,結構愛嬌のある,可愛い顔をしていると思います。
昔,山で子犬を拾って育てていたら,実は子狸だったという話を聞いたことがありますが,何となく分かるような気がします。
今回,この狸を撮影したのは,郡山市の市街地附近での話です。
キジが生息するくらい自然が残る場所なので,狸もまた生息することができるのでしょう。
ただ,心配なのは,この辺りは車の交通量が多いこと。
狸はノネコと違い,車にはねられやすい動物です(経験不足から,自動車の前照灯にすくんでしまう習性があるとのこと。)。
私も以前,秋田県の田沢湖畔を自動車で走行中,急に道路の脇に佇む狸がおり,しかも逃げないので慌ててハンドルを切った経験があります。
皆様におかれましても,運転の際には十分狸にご注意いただければと思います。