令和2年3月7日
こんにちは,四十雀です。
今回は,鶴ヶ城周辺で遭遇した野鳥のご紹介となります。
鶴ヶ城と言えば会津若松を代表する観光地の一つであり,数多くの人が訪れる場所です。
そのような観光地で野鳥と遭遇・・・と思う方も多いと思いますが,城敷地内は木々が多く小鳥が棲み易い環境にあるほか,水をたたえるお堀も水鳥にとっては恰好の棲みかになっています。
そこで今回,あえて鶴ヶ城周辺を散策し,どのような野鳥がいるのか,探してみることにしました。
まず発見したのはコガモで,お堀に多くのコガモが羽を休めていました。
ただ,比較的警戒心の強いコガモは,人が近付いてくるとすぐに飛び去るため,なかなか近付いて写真を撮ることができません。
でも,つがいでしょうか,中には首を後ろにして寝ている個体もおりました。石垣直下なので,人を含めた外敵は近づけない場所です。
よく見ると,藪の中で寝ているマガモの姿も発見しました。身を隠し寝るには最適の場所だと思われます。
マガモとコガモのツーショット写真,大きさがよく分かると思います。
あまり数は多くありませんが,マガモの姿も見かけることができました。
次に見つけたのは,コガモ以上に警戒心の強いミコアイサです。二羽,確認することができました。
こちらに気が付いたのかどうかは分かりませんが,相当な距離があるにも関わらずどんどん我々の方から離れてしまいました。
なお,上の写真のミコアイサとともに泳ぐカモ類の姿が。恐らくこれはエクリプス化しているミコアイサではないかと思われます。
次はオオバンです。カルガモ,コガモの群れの中にオオバンも混じっているのを確認できました。
個人的にはオオバンは珍しい鳥かな,と感じていましたが,昨年度末から今年にかけてかなりの確率で遭遇しています。
突然目の前にゆっくりと舞い降りてきたアオサギの様子です。
アオサギと対照的に斜面で寝ているダイサギの様子です。
サギ類がいるということは,お堀周辺は餌となる生物が多いということでしょう。
お堀にはその他,数は少ないもののヒドリガモとキンクロハジロの姿も確認することができました。
さて,お堀を離れ,鶴ヶ城敷地内を歩いていて,一番多く遭遇したのがこちら,カワラヒワです。
餌をついばむためか,多くのカワラヒワが地面に降りていました。羽の黄色い部分が目印です。
最後はこちら,木に止まるアトリです。そろそろアトリの越冬も終わり,大陸に戻るのではないでしょうか。
今回の野鳥撮影日記はこれまでとなります。
さて,今回,約1時間程度,お堀を中心に城内を散策してみましたが,それなりの数の野鳥と遭遇することができたのには驚いています。
これ以外にも写真撮影できなかった野鳥としては,シジュウカラを始めとするカラ類の鳴き声が確認できたほか,ヒヨドリ,トビ,セキレイ類などがおりました。
鶴ヶ城は観光だけではなく,野鳥観察にもうってつけのスポットであると思います。
もし興味のある方はぜひお試しください。
【撮影時期】
令和2年3月8日
【確認できた野鳥】
スズメ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,ツグミ,シジュウカラ,トビ,カワラヒワ,アトリ,カルガモ,マガモ,コガモ,オオバン,ヒドリガモ,キンクロハジロ,アオサギ,ダイサギ
【撮影できた野鳥】
スズメ,カワラヒワ,アトリ,カルガモ,マガモ,コガモ,オオバン,ヒドリガモ,キンクロハジロ,アオサギ,ダイサギ