こんにちは,四十雀です。
今回は,東白川郡塙町の「こんにゃく」についてご紹介をしたいと思います。
現在は手軽に購入することのできるこんにゃくですが,その歴史を紐解いてみると,中国では唐の時代(618年~907年)頃には食用にされていたようで,日本には奈良時代頃に渡来したものと考えられているそうです。
その後,人々の間に広まるようになりましたが,江戸時代になるとさらに大衆化が進み,特に,水戸藩の久慈郡でこんにゃく栽培が奨励されていました。久慈郡は東白川郡のお隣であり,塙町では江戸時代中期にこんにゃく栽培が始まっています。やはり,隣接していることや,気候が似ていることが始められた要因だと思います。
道の駅はなわさんの様子です。東白川郡では現在もこんにゃく作りが盛んであり,様々な種類の御当地製こんにゃくが販売されています。
折角なので,我が家でもお土産に買ってみました。まずはさしみこんにゃくです。
さしみこんにゃくは切られていない,まるまるとした状態で販売されていました。
うすくさしみ状に切り分けます。
今回,このさしみこんにゃくをわさび醤油で食べてみましたが,くせや臭みがなく,確かに「山のふぐ」という表現に納得する味でした(以前食べた一般のさしみこんにゃくに少し独特の臭みがあり,それ以来食べていませんでしたが,今回,とても美味しく食べられました。)。
次に食べてみたのがこちら,「こんにゃくパスタ」です。以前,ローカルニュースの中で取り上げられていたこともあり,少し気になっていた一品です。
中身は至ってシンプルで,パスタ状のこんにゃくと粉末スープです。
こんにゃくはパスタとしては気持ち太めの麺に仕上がっています。
こちらが完成品です。ソーセージとピーマンを入れてみました。
実際食べてみますと,確かに粉末ソースがよくこんにゃくに絡んくれましたし,また,もっちりしたこんにゃくの食感も良かったです。
何より,これだけ食べてカロリーが低い,という点が一番嬉しいところ。パスタの代用品というよりは,また別の料理,と考えてよいのではないかと思います。
私も最近,体調管理のためラーメン類は控え,こんにゃく麺を食べることが多くなってきましたが,今回見つけたさしみこんにゃくやこんにゃくパスタ,とても気に入りました(他にも,こんにゃくラーメンやそうめんなど様々な種類が販売されており,そちらも気になるところです。)。
興味のある方はぜひ一度,お試しください。