こんにちは,四十雀です。
今回は,福島県郡山市にある「大槻公園」を釣行した際のご報告をいたします。
さて,釣りをする方は一度は聞いたことがある格言に「フナに始まりフナに終わる。」があります。
この格言で言う始まりのフナは「マブナ(キンブナ,ギンブナ)」を,終わりのフナは「ヘラブナ」を指すらしいですが,まぁそれは置いておいて,今回久方ぶりに釣りを再開する私としましては,その初陣にはぜひ「フナ」,それも「マブナ(キンブナ,ギンブナ)」を狙おうと心に決め,訪れてみたのがこの大槻公園となります。
大槻公園は郡山市中心部から見て西側にある公園で,運動場やバーベキューを行う施設がある公園です。敷地内に小さな池があり,ここでよくヘラ師が釣りをしているのを目撃していました。ヘラブナがいるのなら,マブナの子供「フナっ子」もいるのではないか・・・それが訪れた最大の理由です。
今回使用する竿はこちら,渓流釣り用に購入しました3.6mの降り出し竿です。
今回の仕掛けですが,大まかに言うとこんな感じです(下手な手書きですみません・・・。)。
道糸は0.8号,針は4号の袖針(ハリス0.8号),道糸とハリスはスナップ付きサルカンで連結,オモリに小振りのカミツブシを使用しました(ウキは玉ウキを使用しています。)。
今回使用した餌は一般的に釣具屋さんで販売されているキジ,即ちミミズとなります。
多分うちの畑も,掘ればミミズがいるはず・・・なのですが,案外捕まえようと思って探すといないんですよね・・・。
今回狙うポイントですが,小振りとは言え池は池,3.6mの降り出し竿では岸からあまり遠い場所には投げることはできません。
また,よくよく考えれば,フナ狙いの釣りというのは私自身,初めてということもあり,闇雲に仕掛けを投入するのではなく,魚がついていそうな葦原付近を狙うことにしました。
水面に浮かぶ玉ウキです。
なお,この池,手前の方は大分浅いようで,ウキ下はかなり短めに取りました。
さて,仕掛けを投入したはいいものの,全くと言っていい程アタリはありませんでした。
久方ぶりに水面に浮かぶ玉ウキを見ているのもそれはそれで楽しいですが,やはりアタリがないと,そもそもこの池魚がいるのかどうか,不安になります。
やがて,池周辺の木々からは,シジュウカラ,ヤマガラ,エナガなどの鳴き声が聞こえ始めました。大槻公園は絶好の野鳥撮影スポットでもあり,カメラを持ってくれば良かったな・・・などとぼんやり考えていたとき,玉ウキに変化が!
慌てて竿を上げアワセたところ,何か重たい感触が。根がかりか何かか? と思いきや,手には確かに魚信が伝わります。
・・・なんと,記念すべき釣り再開最初のヒットが,まさかのコイ, しかも,目測ですが,30~40cmはありそう・・・絶対にこの竿,この仕掛けでは取り込みようのない代物です。無論,こんな大物が釣れるなど想定していないので,網なんてありません(そもそも持っていません。)。
とは言え,何とか取り込もうと,コイをなるべく多く泳がせ,疲れさせようと試みました(今思えば,ここで針がかりしたコイの写真を撮りたいところでしたが,悪戦苦闘する私の周りに何人かのギャラリーができてしまい,そんなことをしている暇がありませんでした・・・。)。
そして,約10分程度コイと格闘した挙句,最後はハリスを切られてしまい逃げられる結果に・・・。
最も,こちらは久しぶりの釣り,その釣りでここまで魚と戯れることができ,それなりに満足できました。それに,魚がいることが確認できたことも嬉しかったところです。
そして,気を取り直して仕掛けを作り直し,再度コイが来たポイントへ投入してみました。
今度はコイの子供=コイっ子でも釣れないかな・・・なんて願っていると,再びアタリが! しかも,今度は明らかに小魚のものです。
やった! フナっ子・・・じゃありませんね,これ。
そう,釣れたのはブルーギルの子供でした。この池,ブラックバスやブルーギルがいるとは聞いていましたが・・・そうか,ブルーギルの子供,ギルっ子が釣れてしまいました。
折角なので観察用ケース(・・・とはいいますが,実際には100均で購入した調味料入れです。)に入れてみました。結構綺麗に観察できます。
さて,気を取り直して次に仕掛けを投入したところ,今度はこの日一番の大物のブルーギルが釣れました。
そこそこ大きいため引きはよく,降り出し竿もよくしなり,これはこれでなかなか楽しませてくれました。ただ,君じゃないんだよなぁ・・・。
結局,この日釣れたのは逃げられたコイとブルーギルのみ,肝心のマブナは釣れませんでした。
でも,現在,滋賀県では琵琶湖のブルーギルを「ビワコブナ」という名で鮒寿司の材料であるニゴロブナの代わりにしているとのことなので,無理矢理ではありますが,「フナに始まり」はクリアしたことにしたいと思います。
何より,久しぶりに魚のアタリを感じられたこと,それを楽しめたことが今回一番の収穫でした。
しかし,本家本元の「マブナ」の類,どうも福島県内では生息する場所が少ない模様。これからも折を見て,ポイントを探していきたいと考えております。
次回もまた,楽しい釣行をしたいと思います!
釣行データ
【釣行日】
令和2年3月28日
【場所】
福島県郡山市 大槻公園
【釣れた魚】
コイ(バラシ),ブルーギル
【備考】
同ポイントにはヘラブナ,コイ,ブルーギル,ブラックバスがいる模様