こんにちは,四十雀です。
以前ご紹介した番外編3にも書いたとおり,実家には昔私が使用していた釣り道具が多く眠っており,実家に帰る度(毎週週末農業で帰っていますが。)に色々使える物がないか探しているところです。
sizyuukara-1979.hatenablog.com
そんな中,今回見つけたのがこちらの道具です。
かなり時代を感じさせるミノーです。しかも,本体が二つのパーツで構成されています。調べてみると,これは「ジョイントタイプ」というそうです。確か,中学か高校時代に購入したものですが,実は一度も使用していない・・・。
さすがにサビが出てきています。ただ,折角あるのに一度も使わずに捨てるのはもったいないこと。管理釣り場用にでも使えるように,手入れをしてみようと思ったところ・・・。
フックを外そうとしたところ,なんと胴体と尾びれ部分の金具がぽっきり折れてしまいました。まぁ,20年以上前のミノー(しかも,その頃でさえ,安売りのワゴンに置かれていた気が。)ですからね・・・。
なお,金具が折れたのミノーは一つのみで,後は金具を折らないよう,フックの金具をねじ折りました。いや,フックがへし折れるのもなかなか衝撃的ですが・・・。
そこで今回,ミノーを修復すべく,色々とパーツを購入してみました。それが上の写真にあるもので,左からWリング,真鍮ヒートン(いずれもホームセンターで購入),丸カンセット(ダイソーさんで購入)です。
まず,金具が折れたミノーですが,胴体の適当な場所にキリで穴を開けます(赤丸は新しく開けた穴,青丸は元の穴。)。
次に,新しく開けた穴に真鍮ヒートンをラジオペンチを使いねじ込み,そこにWリングをかませます。これでフックを装着することが可能です。
次に尾びれ部分です。元々金具があった穴を何とか再利用できないか試行錯誤しましたが,やはり中に折れた金具が埋めこまれたままなのでそれは不可能です。
仕方がないので,尾の部分の両脇にキリで穴を開けます。
次に,切込みを入れた丸カンをラジオペンチで広げます。
そして,その丸カンを先程開けた尾の両脇の穴に当て尾を挟むようにし,さらにラジオペンチで強く挟み込みました。
何とか修復が完成しました。真鍮ヒートンや丸カン,そしてWリングのおかげで,以前よりも少し重くなり沈みやすくなった・・・ような気がします。少し尾の部分が針がかりした際耐えられるか心配な面もありますが,まぁ,その時はその時です。
残り2つのミノーについても丸カンを付け,フックが掛けられるようにしました。
最初に書いたとおり,大分型が古い感じのするミノーですが,私と同じ老兵です,その老兵がどこまで頑張れるものか,折を見て管理釣り場で試してみたいと考えています。