こんにちは,四十雀です。
今回は,福島市の「ラジウム玉子」についてご紹介をしたいと思います。
私はこれまで,福島市に10数年住んでいた経験があるため,「ラジウム玉子」という名称に馴染みがあるのですが,特に他県の方はあまり馴染みがないかもしれません。
そもそも「ラジウム」は原子番号88のアルカリ土類金属の一つで,かつては放射線源として放射線治療に使用されていたものです。
なぜその「ラジウム」を関する玉子があるかというと,日本で初めてラジウムが確認された場所が福島市北西部にある「飯坂温泉」であるとのことです。
そして,その源泉で造られた温泉玉子なので,「ラジウム玉子」という名称で売り出され,そして現在に至るとのことです。
さて,ラジウム玉子ですが,開発されたのはこちらの「阿部留商店」さんとなります。
創業明治11年(1878年)の老舗青果店で,その二代目のご店主がラジウム玉子を開発されたとのこと(キュリー夫妻がラジウムを発見したのが明治31年(1898年)のことです。開発時期は不明ですが,100年近く前のことであるのは確かです。)。
店内で販売されているラジウム玉子です。6個,10個,15個,20個入りの物が販売されています。
また,関連グッズとしてTシャツが販売されていました。ちょっと欲しい,と思ってしまうデザインです。
今回6個入りの商品を購入しました。特徴的な玉子の包み紙は昔から馴染みがあるものです。
皿に割ってみました。
ラジウム玉子は約70度前後のお湯に小一時間入れて作るとのことで,黄身は固めの半熟,白身はとろっとした半熟に仕上がっています。
今回は単体で何も付けずに食べましたが・・・白身は口の中にふわっと溶け,そして黄身は気味で濃厚な味わいが口の中で溶けて広がり,とても美味しくいただけました。
もちろん,ご飯に載せて食べても良しですし,そばやうどんに載せて食べてもとても美味しいと思います。
福島市内であれば,スーパー等で入手することも比較的容易ではありますが,やはり飯坂温泉を散策しながらそのお土産に買われるのが一番いいのかな,なんて思います。
興味のある方はぜひ一度,お試しください。