こんにちは,四十雀です。
今回は,福島市にある「金水晶酒造」さんの日本酒について,ご紹介をいたします(全国新酒品評会(2018酒造年度)金賞受賞)。
金水晶酒造さんは福島市にある唯一の酒蔵で,福島市南部にある松川町にあります。
この松川の地にはかつて「八丁目城」が存在し,同城の城下町として「八丁目宿」が開かれ,奥州街道・米沢街道・相馬街道が集まる宿場町として栄えていたとのことです。
金水晶酒造さんは明治28年(1895年)に開かれた酒蔵とのことですが,その際,近くにある,金売り吉次が発見したと伝わる金山から湧き出る「水晶沢」と呼ばれる湧き水を酒造りに用いたことから,「金水晶」の命銘したとのことです(なお,この名水は明治初年に明治天皇が東北行幸した際に献上したところお誉めにあずかり,「金明水」と名付けられたとのことです,以上,同酒造さんのHPより。)。
松川町の街道沿いにある街灯には,「地酒 金水晶」の看板が掲げられています。
金水晶酒造さんの建物の外観の様子です。
建物には新聞の号外や令和2年現在で放送されている連続テレビドラマ小説「エール」のポスターが貼られていました。「エール」は福島市出身の作曲家古関裕而をモデルとした作品だからでしょう。
また,建物には杉玉が吊るされておりました。
さて,今回購入しました日本酒はこちら,「金水晶」の純米酒となります。
このお酒を早速飲んでみたいと思います。
まず,湯のみ茶碗に注いでみました(今回,旅先で購入して飲んでいるため,いつものグラスではありません・・・。)。
少し分かりづらいですが,かすかに琥珀色をしており,鼻を近づけてみますと,かすかにフルーティな良い匂いを感じることができます。
次に一口。
口の中に先程感じたフルーティな香りと,どちらかというと甘い風味が広がります。表現すると柔らかい,そして優しい飲み口の日本酒,という感じになります。
さて,今回酒の肴として選んだのはこちら,耶麻郡猪苗代町の「稲川酒造」さんで作られた「福島銘酒漬」,大根を漬けたものです。甘めに漬けてあり,単体で食べても十分美味しいのですが,食べた後,さらに口の中をこの純米酒で洗い流すとさらに美味しさが広がります。
sizyuukara-1979.hatenablog.com
そしてもう一品選んだのはこちら,飯坂温泉名物ラジウム玉子です。
こちらも単体で食べても十分美味しいですが,この純米酒との相性も抜群です。
皆様もぜひ一度,お試しの程を。
(令和2年7月12日試飲)