こんにちは,四十雀です。
今回は,マタタビについて,少しつぶやかせてもらえればと思います。
マタタビは北海道から九州までの,湿り気のある山地に自生する落葉の低木で,「猫にマタタビ」の諺があるとおり,個体差はあるものの,その実に対して猫が反応を示すことで有名です。
一応,人間の食用にもなるほか,果実酒や生薬にも利用されている植物でもあります。
さて,猫がマタタビに反応を示す理由,江戸時代から知られていたそうですが,実は明確な理由は判明していなかったそうですが,今回,岩手大学のチームなどが解明したそうです。
ようは,マタタビに含まれる物質は猫を陶酔させるだけではなく,蚊を遠ざける効果もあるとのようです。
こんな理由があったんですね・・・。
ところで,私が猫とマタタビ,と聞くと,昔見たマンガの内容を思い出します。
そのマンガを描いたのは西原理恵子さん。
「毎日かあさん」の著者として有名ですが,以前は麻雀雑誌等でもマンガの連載をしていました。
そのマンガの一コマにあった話ですが,昔,西原さんが空き地でマタタビを燃やす,というものがありました。
そして,マタタビを燃やした結果・・・なんと,大量の猫が空き地に集まり,大変なことになったそうです笑
どうやら,猫はマタタビの煙にも反応してしまうらしいですよね・・・。
実は,似たような話が,司馬遼太郎氏の書いた「峠」の中にも出てきます。
それは,ある博徒が,博打をする際に猫を捕まえて食べる(猫の魔力を取り入れるという験担ぎのため)ため,マタタビを燃して猫を捕まえる,という描写がありました。
マタタビを燃やす際には,十分注意してください(そんな機会,なかなかないと思いますが・・・。)
(令和3年1月24日)