四十雀の素人・初心者による週末農業(+α)日記

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福島県在住のアラフォーど素人初心者の手による週末農業(野菜・ハーブ育成)の様子を始め,県内(及び隣接県)の温泉,日本酒,釣り紀行,各種写真(野鳥,風景,猫等々)等,名産品や見所をゆるくご紹介するブログです。

名産・名物食べ歩き(郡山ブラックラーメン・福島県郡山市)

こんにちは,四十雀です。

今回は,郡山市のご当地ラーメンである郡山ブラックラーメンについてのご紹介をしたいと思います。

さて,「○○ブラックラーメン」と聞かれた場合,どうしても「富山」と答えてしまう方が多い(かくいう私もそうです。)と思われるほど,富山ブラックラーメンの知名度は高いと思います(カップラーメン化までしていますからね・・・。)。

しかし,実は福島県郡山市にも,「ブラックラーメン」は存在しています。
それが今回ご紹介する,郡山ブラックラーメンとなります。

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今回,郡山駅前にある「角麺」さんで,郡山ブラックラーメンを食べることにしました。角麺さんは,同じ郡山市にあるラーメン屋「春木屋」さんのノウハウを活かしているラーメン屋さんです。

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注文したのは郡山ブラックラーメン(普通盛り)。
写真のとおり,真っ黒なスープはそれ程しょっぱくはありませんが濃厚で,細麺と程よく絡んでとても美味しい一杯でした。

また,駅前のお店なのに,お値段がかなりリーズナブルな点も魅力の一つだと思います。

さて,福島県で「ラーメン」というと,どうしても「喜多方ラーメン」,「白河ラーメン」という,二大有名勢力があるため,それ程知名度的には高くない郡山ブラックラーメンですが,その歴史を紐解くと,意外なことが分かりました。

そもそも,郡山ブラックラーメンの元祖は,明治時代に郡山駅前に創業し,かつて存在していた「ますや食堂」さんの醤油ラーメンとされています。
ちなみに,郡山駅が開業したのは明治20年(1887年)のことです。

残念ながらこの「ますや食堂」さんは閉店しましたが,その名前は親族により継承,郡山市内には同名の郡山ブラックラーメンを提供するラーメン屋さん(ますや本店,分店)が存在します。

上記のとおり,郡山ブラックラーメンは100年以上の歴史があるラーメンであることが分かると思いますが,他のラーメンの歴史を調べてみますと,

①白河ラーメン
大正10年(1921年),「亀源」さんが元祖
喜多方ラーメン
昭和2年(1927年),「源来軒」さんが元祖
富山ブラックラーメン
昭和30年(1955年),屋台ラーメン(後「大喜」)が元祖

と,どれも郡山ブラックラーメンよりも歴史という面では浅いものでした(いずれもウィキペディアより出典。)。

ただ・・・惜しむらくはやはりその知名度の低さでしょうか。喜多方ラーメンや白河ラーメンに関しては,ローカル局でCMが流れていたため知っていましたが,郡山ブラックラーメンについては成人するまで知りませんでした。

せっかく長い歴史のあるラーメン,色々広報展開をし,もっと知名度を上げれば,喜多方ラーメンや白河ラーメンに並ぶ「福島三大ラーメン」になるのでは・・・と考えてしまいます。

なお,私が始めて郡山ブラックラーメンを食べたのは上記のとおり成人してからのことで,職場の同期と飲んだ締めに郡山駅前で食べたのが始めてのことです。

そのお店,確か「天穣」? という名で,とても美味しく感動した記憶があります。

興味がある方はぜひ一度,お試しください。