こんにちは、四十雀です。
今回は、サンショウウオについて、少しつぶやかせてもらえればと思います。
サンショウウオは皆さんご存知,両生網・有尾目サンショウウオ上科に属する動物の総称です(いや,普通はご存知ありませんね笑)。
いらすとやさん,サンショウウオのイラストまであるなんて・・・笑
今回,そんなサンショウウオに関するこんなニュースを見つけてみました。
絶滅危惧種であるトウキョウサンショウウオ,地球温暖化の影響で大型化が進んでいるとのこと。温かくなりどうやら生育が良くなっているのでしょうか。
もっとも,トウキョウサンショウウオの大きさは約8~12cmです,大型化が進んでも,直ちに影響はない・・・のかなぁ?
ちなみに,世界最大の両生類であるオオサンショウウオは通常は約50~70cm,最大約150cmとか。
こんなに大きい個体がわんさかいると・・・まぁ,人間に害はないとは言え少し不気味ですかね。
さて。
これはあまり一般的ではない話かも知れませんが,実はサンショウウオ,食用にされていることを皆様,ご存知でしょうか。
実は,福島県内,特に南会津郡檜枝岐村付近では,サンショウウオを食べる文化があり,しかもそれが隠れた名物となっているのです。
景勝地・尾瀬に近い檜枝岐村は,「平家の落人の里」と言われている程の山間部にあります(そう言えば,平家だけでなく源氏や藤原氏の末裔もいるとか・・・?)。
そんな檜枝岐村では,サンショウウオは貴重な蛋白源として昔から食べていた文化があり,それが現在にも残されているのです。
基本的に同村有名なのサンショウウオ料理は天ぷら,また,お土産用に燻製された品です。
ただ,それ以外にも,最近ではサンショウウオジェラートなんてのも販売されているのです。
ちなみに,檜枝岐村で使われているサンショウウオは「ハコネサンショウウオ」という種類で,全長約10~19cmとのこと。
自然豊かな檜枝岐村にはハコネサンショウウオも豊富で,筒状の罠を細流に仕掛けておくと,文書では表現できないくらい大量に捕獲できるそうです(たまにその様子が地元のローカル番組で放映されています。)。
トウキョウサンショウウオも大型化するのなら,このハコネサンショウウオも地球温暖化の影響で大型化したりするのかな・・・?
最後にこのサンショウウオを食べる文化,私が知る限りでは,福島県以外では栃木県にある湯西川温泉付近にもあるようで,道の駅湯西川さんで,サンショウウオが販売されているのを確認しております。
珍しい珍味,興味のある猛者はぜひ一度,お試しください。
(令和3年3月2日)