こんにちは,四十雀です。
今回も,前回に引き続き健康診断について,少しつぶやかせていただければと思います。
sizyuukara-1979.hatenablog.com
昨年(令和2年)の健康診断で一番最後に受診したのは「バリウムでの胃の検査」でした。
看護師さんから,検査についての説明を受け,肩に筋肉の動きを弱める注射を打ち(これがまた痛い!),そして技師の指示により胃を膨らませる発泡剤を口に入れそこにさらにバリウムを含んだのですが・・・。
すみません,ここでおかしな話を一つ。
実はこの時,生まれて初めて,すごく「バリウムが美味しい!」と感じてしまいました・・・。
この話を,健康診断後,同僚に話したら唖然とされたのですが・・・本当のことです。
あまりの美味しさに,本来,2度3度ずつ飲むバリウム,最初の1口で全部一気に飲み干しそうにななってしまいました。
思えば健康診断の日は,前日午後6時頃に夕食を取って以降,すでに17時間以上何も口にしていない(しかも,その日の朝,日課のウォーキングまでしていた。)状態で挑みました。
その極限状態が,ただでさえバカ舌な私の味覚をさらに狂わせたのかも知れません。
ちなみに,その時,バリウムが濃厚かつクリーミーな,言わば「飲むヨーグルト」みたいに感じていました。
もちろん,飲みやすいように味付けしてあったのもそう思う要因だと思いますが・・・本当に不思議な体験でした。
さて,ここで少し話が変わるのですが,私はこれまで,胃カメラは3回,バリウムはそれ以上経験したことがあります。
そんな私が胃カメラとバリウム,どちらが楽か,そう聞かれた場合,答えとしてはまだバリウムの方が楽かな・・・と答えるかな,と思います。
もっとも,私が最後に胃カメラを飲んだのは今から20年近く前,20代前半の時のこと。
当然,今はその頃よりも格段に技術は進歩していると思うのですが・・・どうも,その時結構な苦痛を味わったことがトラウマとなり,現在胃カメラを敬遠する下地を作ったと思います。
ところで,なぜなぜ20代前半で胃カメラを飲んだか,疑問に思う方がいるかと思いますので,かいつまんでその経緯を書きたいと思います。
それは,郡山市の実家で食べたカツオの刺身が原因でした。
そのカツオ,地元のスーパーで親が購入してきたものなのですが,なんと私が食べた分にだけ,寄生虫「アニサキス」が付いていたのです・・・。
アニサキスはイルカやクジラなど海生哺乳類を最終宿主にする寄生虫で,本来,人間の体内には寄生できません。
そのため,人間の体内に侵入したアニサキスは,胃などの消化器壁を突き破ろうとし,それが人間にとって激痛を与えることに・・・。
かく言う私も,カツオを食べた数時間後,アニサキスの攻撃による胃痛に襲われていました。
しかも,間の悪いことにその翌日,職場の先輩の結婚式に出席する予定が・・・。
ただ,幸い? 胃痛はあるものの,食事自体はすることが可能で,むしろ,空腹時が胃痛が酷く,満腹になるとしばらくは胃痛が治まっており,なるべく飲酒はせず,お腹を膨らませて騙し騙し乗り切りました。
そしてその翌日,すぐさま病院に行き,症状を説明したところ,即日胃カメラを飲む,ということになったのですが・・・。
今でもはっきりと覚えています,その際,担当してくれた老医師,失礼ですがどうにも胃カメラ操作がいまひとつ。
私に,「嗚咽するな,我慢しろ!」とか色々指示を出すのですが,胃カメラがやたらめったら私の体内の色んな所に触れ,とても我慢できる状態ではなく,凄まじい苦痛を味わいました・・・。
そんな悪戦苦闘をしながらも,ようやく胃カメラが胃まで到達したところ,この老医師,「あ~,アニサキスだよアニサキス!」と歓喜の声を。
もっとも,私自身は受けたダメージによりすっかり体力を奪われ,ベッドに横たわったまま何も反応できませんでした笑
あれから約20年。
なるべく胃カメラは飲まないよう(でも,家系的に胃が弱いですが・・・。),健康維持に努めています。
最後に,私の体内にいた件のアニサキス,胃から取り出した後もしばらくは生きていて,小さなプラケースに入れた状態で記念にもらいました。
そして,職場の同僚に見せた後,とりあえず冷凍庫に入れて冷凍保管していたのを覚えています(さすがにもう処分してしまいましたが。)。
冷凍や流通技術が発展した現在,結構アニサキスは身近? な寄生虫となっています。
皆様も,新鮮な刺身を食べるときには薬味をつけたりよく噛んだりするなど,十分注意してください。
アニサキスを胃に飼うと・・・本当に苦しいです泣
(令和3年3月24日)