こんにちは,四十雀です。
今回はスーパーカブについて,少しつぶやかせていただけたらと思います。
スーパーカブと言えば、バイクメーカー・ホンダさんが産んだ、世界的ベストセラーと言っても過言のない名車ですね、抜群の燃費と耐久性を持ち、色々な場面でよくお見掛けするバイクです。
そして、今、「スーパーカブ」と言えば・・・。
TVアニメ「スーパーカブ」。
天涯孤独の女子高生がスーパーカブと出会う、というものですが、ほのぼのとした感じやキャラデザインが気に入っていて、私も楽しんで見ています(日常系のアニメが鉱物ですので。)。
ところで、最近、このアニメについて、色々物議をかもしていますね。
これは、主人公の小熊が、普通自動二輪免許取得後、まだ1年経過していないのに、友人の礼子と二人乗りをしたシーンに対するもの。
確かに、道路交通法では、免許取得後1年以内の二人乗りは違法行為と定めています(57条2項)。
この盛り上がりに関し、私個人の意見ですが・・・。
正直、ファンタジー、フィクションの世界観にまで、野暮なツッコミを入れることに違和感を感じるのですが・・・そういう事を抜きにして、このアニメが伝えたいこと、見た人が感じることを純粋に楽しめばいいのではないか、としか思いません。
大体、そんな重箱の隅を楊枝でほじくる言うと、これまで世に出されたアニメやらドラマやらは、ツッコミどころ満載のものばかりのような気がしますが・・・。
例えば、往年のバイクマンガの名作「750ライダー」。
この作品が連載されていたのは昭和50年(1975年)から同60年(1985年)のことですが、主人公・早川光は、ノーヘルでCB750FOURに乗っています(ちなみに学校はバイク通学禁止だけど、ちゃっかり乗ってきています。)。
バイクのヘルメット着用義務に罰則が出来たのは昭和50年(1975年)のこと(ただし、これは政令指定道路区間で、すべての道路について着用義務が出来たのは昭和53年(1978年)のこと。)。
こういう話はフィクションの世界にはよくあることなのですが・・・こういうことについてまで、目くじら立てるのかな、と考えると・・・なんだか住みにくい時代になったな、と感じてしまいます。
そして、一番怖いことは、こうした「些細な」話の結果、その作品が本来持つ持ち味が発揮されなくなったり、最悪打ち切りになり日の目を見ることができなくなること。
現実世界についてならともかく、ファンタジー・フィクション世界のことについては、「そういうものだ」と割り切って楽しむものだ・・・と感じてなりません。
(令和3年5月27日)