こんにちは、四十雀です。
今回は、収穫した大根を使い、福島県の郷土料理である「大根の柚子巻き」を作りたいと思います。
最近は地球温暖化の影響で変わっている可能性がありますが、福島県は柚子の北限地として有名で、その柚子を使う柚子巻きはお正月のご馳走として欠かせない一品だそうです。
なお、柚子はビタミンやカロチンが豊富だそうで、その香りを楽しめるだけではなく、疲労回復にも持ってこいな料理だそう。
ところで、実は私の実家には柚子の木があり、今回その木になる柚子を使いました。
柚子は「柚子の大馬鹿十八年」ということわざがあるように、実がなるのに相応の歳月がかかります。
実家の柚子も、十八年まではかかりませんでしたが、やはり実がなるまでそれなりの年月がかかったそうで、しかも、何故か今年は不作だそう。
それでも幸いにも数個、収穫できそうな実があり、うち1個を今回の料理に使うことにしました。
今回使用する、自家製の大根です。
とりあえず、使う分だけ切りまして・・・。
皮を剥き1時間程水にさらします。
そして、ピーラーを使い薄く輪切りにします。
さらに、薄切りにした大根に塩を少し振りかけた上で、しんなりしたら少し絞り水気を出します。
次に柚子を処理します。
まず、皮を剥き、中にある白い部分をうまく取り除き、そして皮を細切りにします。
そして、先程の大根に柚子を1個1個巻き付け、タッパの中に入れます(なお、残った柚子の実はタッパの中に絞って入れてみました。)。
続いて、大根の柚子巻きを漬け込む調味料、要は甘酢を作ります。
まず、鍋に酢を入れ、そこに砂糖を足して弱火で十分に溶かします。
そして、十分に冷めた甘酢をタッパに入れ、そして冷蔵庫に入れて2、3日漬け込めば完成です。
こちらが完成品です。
では、早速食べてみますと・・・大根には酢の味、そして柚子のほろ苦さと香りが移り、なかなか美味しい味に仕上がりました。
なお、今回、砂糖をかなり加減したたため酸味が全面に出て大人の味に仕上がっていますが、子供向けには砂糖を多めに使った方が良いかも知れません。
少し手間のかかる料理ですが、興味のある方はぜひお試しください。
料理名
大根の柚子巻き
【材料】
大根、柚子、酢、砂糖
【調理時間】
約3日
【備考】
砂糖の量はお好みで