こんにちは，四十雀です。
今回は収穫したニンニクとタマネギを使い，福島県の郷土料理である「カツオの焼きびたし」を作ってみたいと思います。
この郷土料理は，福島県の浜通り地方，所謂海沿いの地方で作られることのある料理で，浜通り地方出身の私の母親も良く作ってくれるものです。
ではこのカツオの焼きびたし，実際に作って行ってみたいと思います。
まず，カツオを浸す煮汁を作ります。
この煮汁ですが，醤油，調理酒，砂糖（今回はザラメ），そして写真にはないのですがみりんを入れて火にかけ，甘すぎずしょっぱすぎず作ります（もし味が濃い場合には水を足して薄めます。）。
ある程度煮詰まった煮汁は火を止めて粗熱を取った後，適宜の容器に入れます。
次に，収穫したニンニクを薄く輪切りにスライスします。
また，タマネギについては適当にざっくりとスライスしてあげます。
そして，ニンニクとタマネギを煮汁の中に入れてあげます。
今回は刺身用のカツオのさくを買ってみました。
もっとも，刺身用では少しもったいないし高いので，店により販売されている加熱用のカツオで十分だと思います。
このカツオを食べやすいサイズに切ります。
そして，熱したフライパンに油を引き，カツオをじっくりと焼いてあげます。
焼きあがったカツオは，そのまま煮汁の中に入れてあげます（すぐに食べられるといえば食べられますが，私は少し置き味が染みた方が好きです。）。
こちらが完成したカツオの焼きびたしです（特にレンジでチンとかしません。冷たいままです。）。
では，早速食べてみます。
まず，カツオですが，火を通すことにより刺身と違う食感・美味しさを楽しむことができます。
この手の「カツオのつけ焼き」は別名「雉焼き」と言いますが，その名前の由来が分かるような味わいです。
また，タマネギとニンニクですが，こちらは生でありますが，煮汁の味が染みこみこちらも美味しい，タマネギの甘さとニンニクの辛さがなんとも絶妙なバランスです。
このカツオの焼きびたし，ご飯のおかずにも酒の肴にも最適な料理です（なお，カツオを素揚げにして煮汁に入れるパターンもあります。）。
加熱用のカツオや，刺身が食べ飽きた（！？）ような場合には，ぜひこの食べ方，試してみてください。
料理名
カツオの焼きびたし
【材料】
九条カツオ（刺身用または加熱用），タマネギ，ニンニク，醤油，みりん，料理酒，砂糖
【調理時間】
約30分
【備考】
じっくりつけると美味しいです。2，3日は食べられます。
