こんにちは,四十雀です。
今回は,マンボウについて,少しつぶやかせていただけたらと思います。
マンボウと言えば,皆様ご存知,海に生きるなんだか平べったい形のしたどでかい魚です。
で,今回,なんでマンボウについてつぶやこうかな,と思ったかと言うと・・・。
地元のローカル新聞紙のコラムに,「古文書の魅力」と題したものがあり,その中で,江戸時代にマンボウがいわき市で名産品の一つだった云々の記載があったからです。
この記事によると,マンボウは「浮亀」と当時言われていたらしいのですが,同時代の福島県の別の地方では,いわき市の名産品は「泥亀」,つまりスッポンだったとあり,これはその古文書を書いた人の誤記等ではないか,みたいに書かれています。
へ~,そうなんだ・・・でも,この記事を見て,少し疑問が。
と,言うのは,江戸時代の文献に残るくらい,いわきでマンボウが名産品だったのなら,今でも食べたりする文化が残っていそうな気がするのですが,ちょっとそんな話は聞いたことはないんですよね・・・(なお,マンボウを食べると言えば,宮城県や三重県の方が有名な気が。)。
多分いわきでも漁獲はされたと思うのですが,食文化として残っていないというと・・・う~ん。
また,スッポンについては,いわき地方に生息していたという話は過去の文献で断片的に見たことがある(いわき地方は海だけでなく山もあるので・・・。)ところですが,果たして,「名産品」と言えるだけ取れたかと言うと・・・(一応,いわき市内にスッポン料理店があったと記憶しています。)。
まぁ,今回のブログを書くきっかけとなった元ネタ,「古文書の魅力」ですが,結局,古文書や歴史というものは,その時その時の解釈やら新発見やらで見解が変わるもの,記事の中でもあくまで「推察」とある訳ですし,そこは今後どうなるかを見守りたいところです。
ちなみに,マンボウって結構美味しいそうですが,生憎食べたことがなく・・・機会があれば食してみたいところです(それはスッポンも同様ですが。)。
(令和3年11月25日)