こんにちは,四十雀です。
今回は,鬼平について,少しつぶやませていただけたらと思います。
鬼平と言えば,江戸時代に実在した人物,長谷川平蔵宣以氏の通称で,火付盗賊方を務めた彼を主人公にした小説が,池波正太郎氏の歴史小説「鬼平犯科帳」です。
そして・・・その鬼平犯科帳のTV版で長らく鬼平役を演じた中村吉右衛門氏が逝去されました。
これは本当にショック・・・。
中村吉右衛門さん版鬼平犯科帳がTVで放映され始めたのは昭和64年/平成元年(1989年)ですが,私は最初期の方から観ていた記憶があります。
この頃の時代劇って,「水戸黄門」,「遠山の金さん」,ちょっと古いと「長七郎江戸日記」など,勧善懲悪と言うか,なんかパターンが決まりきった作品が多かったと記憶しています。
そんな中,とても味のあるストーリーと人情話,そして少し暗めな感じ漂っていた本作品は,とても好印象で毎回見ていた,大変思い出深い時代劇なんですよね・・・。
もちろん,中村吉右衛門氏の鬼平役が渋くて味があり,これは本当にハマリ役でした。
惜しむらくは本作品は,人気が出て長寿作になった結果,途中で何人か役者さんがお亡くなりになり(例えば高橋悦史氏とか),その代役を立てていないため,主要人物が不在になったとか,尺の関係上原作と話が違うとか,色々ありますが・・・。
そう言えば,奇しくも本年は,マンガ版鬼平犯科帳を描かれていた漫画家のさいとうたかお氏も逝去されました(漫画家と言えば白土三平氏のご逝去されましたっけ・・・。)。
なんだか寂しい話が続きますが・・・まずは故人のご冥福を申し上げる次第であります。
(令和3年12月2日)