こんにちは、四十雀です。
今回の年中行事は、「1月2日」に行われるものについてご紹介したいと思います。
1月2日の年中行事
・初売り
この日が本来の初売り、つまり商家の店開きとなりますが、最近は1月1日から初売りをする店の方が多いですね。
なお、昔の商家は、初売りの際には客に対して扇子や手ぬぐいなどの品物を贈っていたそうです。
・二日つゆ餅
この日の朝は雑煮やつゆ餅、また、あんこ餅やエゴマ(ジュウネン)餅を食べるのだそうです(夕食には白い飯と正月用のご馳走を食べるのだとか。)。
なお、正月の場合、1月1日から雑煮を食べる、というところが多いかと思いますが、場所によってはそばを食べるという風習の地区もあるようです。
・初夢、書初め、仕事始め
これらは今でも続いている風習かと思います。
ちなみに、漁港によっては、この日に家族を乗せて一斉に出航し、船霊様にお神酒を捧げた後、船の上から岸に向かい餅などを撒き、その後に昨年最も漁獲量のあった船から海へ向かうという行事を行うとのことです。
この日の早朝、一家の主人や長男が井戸から水(若水)を汲んでくるもので、この若水でお湯を沸かしそれを神仏に供え、また、干し柿、甘栗、干し芋を食べながらお茶を飲みました。
・その他
江戸時代、藩によってはこの日に「射初め(いぞめ)」、即ち新年に初めて弓を射る式が行われました。
また、年男が「掃初め(はきぞめ)」、即ち新年に初めて屋内の掃除を行ったとのことです。