こんにちは、四十雀です。
今回の年中行事は、「1月4日」に行われるものについてご紹介したいと思います(あ、1月4日のうちにUPするのを忘れていました・・・。)。
・・・なんだか最近、年中行事ネタを連続で出していますが、正直、1月は新年の始まりだけあって、他の月に比べて年中行事がたくさんあるんですよね・・・。
まぁ、なかなか珍しい年中行事・習俗がありますので、ご付き合いください。
1月4日の年中行事
・棚おろし
この日、神棚にお供えしてたご飯や餅をおろし、ご飯は雑炊に、餅は竹串に刺して焼いたりして食べました。
これを棚おろし(棚さがり、棚からがっかりとも)と言い、地区により7日や14日に行うこともあるそうです。
・お寺の年始
地区によっては、この日に僧侶が檀家に回る、または檀家が寺参りをする地域があります。
・その他
少し古い時代の、福島県いわき地方の習俗です。
★城下の人々は「かいしき紙」(神棚に供える餅の下に敷く紙)を集め、一尺以上の竹の先に結んで大ぼんでん(梵天?)2本を、また、赤、青、白の紙で馬追ぼんでん1本を作り、これを町内に14日まで立てました(これは「どんと祭り」のための準備だそうです。)。
★農家では「姑入り」と言い、夫婦連れで舅家へ年礼に行きました(今で言う妻の実家への帰省ですね。)。
その際には大きな伸し餅2枚、白米、樽酒に肴などを分限相応分を取り寄せたそうで、舅家でも相応にご馳走してくれました。
なお、この際、妻は一泊して帰りますが、婿は先に家に帰っていたようです。
最後に、元旦の1月1日から続いていた主な年中行事はこの日までで大体終わり、翌日の1月5日に行われるメジャーな年中行事はなかった模様です(文献的には、特定の神社でお札を配ったり、藩政時代には藩によっては謡い初めがあった程度のようです。)。