こんにちは、四十雀です。
今回の年中行事は、「1月11日」に行われるものについてご紹介したいと思います。
1月11日の年中行事
・農のはじめ
この日が農の始めとなり,農家は鍬と拝み松と餅やおさご(米)を持ち,近くの田畑へ行きます。
そして,拝み松を立て,「早稲」,「中稲」,「晩稲」の三か所を決め,細かく切ってあられ状にした餅やおさご(米)をお供えして,
「オミーサキ,オミーサキ,オカラス,オカラス」
や,
「カラスカラス,ダンゴヤット」
と鳥を呼び,三鍬軽くうなり,鳥がどこに降りてついばむかにより今年の作り試しや豊作を占います(地区によりお供え物や占い方は異なるようです。)。
・鏡開き
床の間や神棚,蔵などにお供えをした餅をすべて下げて,金づちなどを用いて鏡開きを行います(包丁は使いません。)。
・その他
藩政時代,武士の家では具足開きが行われていました。
この際,鎧兜の前にせんびん餅(小豆餡の中に餅をちぎったもの)をお供えしたそうです。
また,商家では蔵開き,帳綴の祝いが行われたとのことです。