こんにちは、四十雀です。
今回の年中行事は、「1月18日」に行われるものについてご紹介したいと思います。
と,言っても,今回ご紹介するものは若干古い時代の話となります。
1月18の年中行事
・まじない
結構多くの地域では,1月15日に小豆粥を作り食べるという習俗がありましたが,その際に作った小豆粥をこの日まで残しておき,樒の葉を焼いた物を添えることにより,色々な毒虫に刺されないとするまじないをした人がいたそうです。
・馬鹿市
この日と7月18日にある市のことを「馬鹿市」などと呼ぶ地域もあったそうです。
これは,正月や盆など,遊日が続いた後に立つ市であることから,そのような名がついたそうで,この日は市場に酔った人が多く出ていたそうです。
なお,俚諺に「木こりの朝怒鳴り,市人の夕怒鳴り」というものがあったそうですが,これは木こりは山に行く時(朝)は勇んでいるけれども帰る時は疲れて声もでない,これに対し市に行く人は酒を飲んで帰りは勇ましく帰ったためだとか。
当時の市のにぎやかさが偲ばれます。