こんにちは、四十雀です。
さて、今回の「暮らしに役立つ裁判所の手続」ですが、令和4年10月より、ニュースで世間を賑わせております、「少年事件の事件記録の廃棄」について、少し解説動画を作りました。
これは、犯罪を犯した少年については、家庭裁判所で所謂「少年審判」を行うのですが・・・
①少年審判の事件記録は少年が26歳になるまで保存するが、「社会の耳目を集めた事件」については、最高裁判所が「永久保存」するよう指示していた。
②ところが、全国の家庭裁判所で、「社会の耳目を集めた事件」の事件記録を廃棄していたことが判明した。
というものです。
今回の動画では、
ⅰ裁判所の事件記録の仕組み
ⅱどうして「永久保存」されるようになったか
ⅲ事件記録は誰が見ることができるのか
を解説してみるのとともに、今回の少年事件の事件記録が廃棄されたことについて、今後議論すべきこと、注意したいことなどについて、少し言及してみました。
特に、これは私見ですが、今回の一件により、「裁判所の事件記録が公文書となる」=「その結果、公文書の情報開示等のような形で、より衆人の眼にさらされやすくならないか」、ちょっとそんな不安を感じております。
少々考えすぎ、また、舌足らずな内容の動画ではありますが、興味のある方はぜひご覧いただけますと幸いです。