こんにちは、四十雀です。
今回は、栃木県那須塩原市にある「乃木神社」さんのご紹介をいたします。
乃木神社さん・・・と言えば、一般的には東京都にある、と思う方が多いと思います。
事実、私もそうで、たまたまインターネットで那須塩原市にあるのを知り、当初は何か事情があり分社でもしたのかな、と思いました（詳細は後述します。）。
乃木神社さんの祭神と言えばこの方、乃木希典陸軍大将とその妻、乃木静子夫人です。
乃木希典陸軍大将と言えば、西南戦争で官軍として従軍中、薩摩軍により軍旗を奪われたこと、その後年、日露戦争において、激戦地である二〇三高地の戦いの指揮したことで有名です。
そして、大正元年（1912年）、明治天皇の大喪儀の夜、夫人とともに東京の自宅で明治天皇に殉死するのですが、その理由は、上述の西南戦争で軍旗を奪われたこととも、日露戦争で多くの若者を死なせたこととも言われています（なお、乃木夫婦は、二人の息子を日露戦争で無くしています。）。
話を乃木神社さんのことに戻したいと思います。
なぜ、この地に乃木神社さんがあるのか。実は、日露戦争後、乃木大将はこの地に別宅を構えた縁から、乃木神社さんが建てられたとのことです。
そのため、現在も、乃木神社さんと乃木大将の別宅が隣接しております。
また、乃木大将夫婦ゆかりの品々を収蔵する宝物庫もあります。
乃木大将の指揮刀と愛用の懐中時計です。
愛用品以外にも、西南戦争時の砲弾や三八式歩兵銃など、歴史好きにはたまらない一品が色々とあります。
こちらが今回いただいた御朱印で、二種類あります。
今回、全く前情報を持たず現地に訪れましたが、見どころがたくさんありました。上述の乃木大将の別邸や宝物庫のほか、江戸時代に作られた水路、乃木大将の愛した清水など盛りだくさんです。
ただし、散策されるときにはこちらに注意！
是非一度、参拝してみてはいかがでしょうか。
神社データ
[場所]
栃木県那須塩原市
[祭神]
乃木希典大将
乃木静子夫人
[備考]
乃木夫婦の別宅、宝物庫が隣接（別宅周辺は自然に囲まれているため、マムシに注意）
（令和元年6月7日現在）
