こんにちは,四十雀です。
今回は浮世絵について,少しつぶやかせていただけたらと思います。
さて、浮世絵と言えば、江戸時代初期に成立し、概ね明治時代頃まで描かれてきた日本の絵画のことですが・・・。
実は、丁度私の住む郡山市にある郡山市美術館にて、「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」という企画展が実施されていたため、ちょっと気になり見てきました。
まぁ、正直、私も言うほど浮世絵に詳しくはありませんが・・・(国芳(歌川国芳)と芳年(月岡芳年)の名前は何とか知っている程度です。)。
こちらは歌川国芳作の「相馬の古内裏」。妖怪好き? な人なら見たことのある浮世絵だと思います(平将門の娘・滝夜叉姫が父の仇を討つために妖怪を呼び出すシーン・・・だった気が。)。
こちらも歌川国芳の作で、「日本駄右エ門猫之古事」です(歌川国芳は猫好きで、猫に関する浮世絵が多いそうです。)。
最後も歌川国芳の作で、「里すずめねぐらの仮宿」というもの。
遊郭として名高い吉原に集まる人々を雀に見立てて描いた作品とのことで、鳥好き(雀好き)にはたまらない作品で、個人的にも一番気に入った作品でした。
ちなみに、今回の企画展、一部について写真撮影がOKでした。そういう企画展は嬉しいですよね。
上記のとおり、コミカルなものが多いイメージのある浮世絵ですが、写真NGの作品の中には、ちょっとおどろおどろしい・・・作品も数多く展示されており、訪れた多く人の足を止めておりました。
たまには、日本古来の芸術を鑑賞してみるのも悪くはないものです。
なお、今回、歌川国芳の作品の写真ばかりご紹介し、月岡芳年の作品はご紹介しておりません。
一応、写真を撮影はしたのですが・・・別名「血まみれ芳年」の異名を取り、無残絵を得意とするとのことで、ちょっとここでのご紹介は・・・です。
ちなみに、月岡芳年の代表作に、福島県とも馴染みが深い「奥州安達がはらひとつ家の図」というものがありますので、興味がある方は検索してみてください。
(令和3年5月25日)