こんにちは,四十雀です。
今回は,湯野上温泉のご紹介をいたします。
湯野上温泉は南会津郡下郷町,国道121号線及び大川(阿賀野川)沿いにある温泉郷です。
周辺の観光案内板です。
開湯は比較的新しく,明治時代中期であるとのことで,伝説によれば,猿が入湯しているところを発見した,とのことです。
同温泉には,大川の渓谷沿いに複数の温泉宿が存在していますが,やはり特に有名なのはこちらとなります。
会津鉄道の湯野上温泉駅で,全国的にも珍しい,茅葺き屋根の駅舎です。
旧式のポストは今も現役です。
湯野上温泉駅の内部の様子です。中もまたレトロな物が取り揃えております。
様々なお土産物も取り揃えられております。
湯野上温泉駅は昭和7年(1932年),当時の国鉄が開設した駅で,現在の茅葺き屋根の新駅舎が完成したのは昭和62年(1987年)と,比較的新しい時代のことです。それでも,とても味わい深い趣を出す駅舎だと思います。
駅前にもまた,味わいのあるお土産売り場があります。
さて,湯野上温泉駅舎の隣に行きますと,足湯が設置されています。泉質は単純泉で,源泉温度は約60度,気持ち熱めではありますが,疲れた足を入れるには十分な温度だと思います。
足湯には「親子地蔵尊」も設置されております。
親子地蔵尊は大分古い時代から設置されているようで,地蔵尊の手前に吊るされていた鰐口には「昭和十二年」の銘が彫られていました(この鰐口は,戦時中の金属供出の対象にならなかったようです。)。
足湯の営業時間及び定休日が書かれた貼り札となります。
また,隣接する駐車場には,ラッピングされたバスが停車しておりました。
電車で訪れた際には,このラッピングバスに乗るとさらに雰囲気が出るのかも知れません。
湯野上温泉周辺には,江戸時代の宿場町の面影を今に残す大内宿,奇岩の並ぶ塔のへつりなど,様々な観光名所があります。
それらを巡る際の拠点として,湯野上温泉は最適の場所にあるといえます。
ぜひ一度,お試しの程を。