こんにちは,四十雀です。
今回は,福島県喜多方市にある,日中線記念館を訪れた際のことについて,少しかいつまんでご紹介したいと思います。
まず,あまり聞きなれない「日中線」という言葉。
これは何ぞや,と思う方も多いと思います。
実はこれ,かつて喜多方駅(福島県喜多方市)と熱塩駅(旧福島県耶麻郡熱塩加納村,現喜多方市)を結んでいた日本国有鉄道の路線です。
昭和13年(1938年)に開業したとのことですが,典型的な田舎のローカル線で本数も少なく,「日中走らぬ日中線」,「日中は走りま線」などとも呼ばれたとか。
そして,昭和59年(1984年)には廃線となるのですが,実は,本州では蒸気機関車による旅客客車の運行が最後までなされていたとのことで,多くの鉄道ファンが訪れた場所でもあったのだそう。
今回私が訪れたのは,この日中線の旧熱塩駅駅舎を利用して作られた日中線記念館になるのです。
とてもレトロ感漂う造りをしています。
真ん中のストーブはまだ現役・・・なのでしょうかね?
待合室の様子です。
昔の券売機ですかね? とても味があります。
ここでは100円で熱塩・日中温泉割引券がもらえますが,これはこれで記念品として取っておくことにしたいと思います。
記念館内には,日中線が現役時代だった頃を忍ばせる品がたくさん展示されています。
さて,外に出てみますと・・・どうやらこちら,旧路線跡区間ですね。
現在,歩行者道路として整備されているやに聞いております。
すでに朽ちた踏切の警報機がまた,何とも言えない味わいを醸し出してくれております。
これは結構有名な転車台跡ですね。
もっとも,SL時代にはすでに使われていなかった代物なのだとか・・・。
・・・と,ここまではデジカメで写真を撮影していたのですが,実はSDカードを入れるのを忘れていて,カメラ本体のメモリに画像データが保管されていたのですが,その容量が満杯になり写真が撮れず!
ここからは,スマートフォンで撮影した写真となります。
日中線記念館には,静態保存されている昔の車両があります。
あまり詳しくはありませんが,ラッセル車と客車・・・ですかね?
ラッセル車には残念ながら入れませんが,客車内には入ることができます。
これまた・・・レトロですね,銀河鉄道999の客車内をほうふつさせる作りとなっています。
思うのですが,今の時代,逆にこういうレトロ車両を1台くらい作り運行した方が,観光列車として盛り上がる気が・・・するのは私だけかな・・・。
外観のフォルムも味がありますよね。
なんだか今の列車はちょっと味がないかなぁ・・・。
こんな風に,レトロな気分に浸ることができる日中線記念館,興味のある方はぜひ一度,足をお運びください。