四十雀の素人・初心者による週末農業(+α)日記

四十雀の素人・初心者による週末農業(+α)日記

福島県在住のアラフォーど素人初心者の手による週末農業(野菜・ハーブ育成)の様子を始め,県内(及び隣接県)の温泉,日本酒,釣り紀行,各種写真(野鳥,風景,猫等々)等,名産品や見所をゆるくご紹介するブログです。

週末農業(平成31年3月①,畑の土慣らし編)

平成31年3月16日 晴れ


こんにちは、四十雀です。

 

この日、私は記念すべき週末農業の初陣を飾ることになりました。

実際に耕す畑・・・それは、こんな感じのものです。

 

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畑の傍らから写真を撮影しましたが、正直、写真では少し分かりづらいと思いますので、畑の概略図を作りました。

 

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畑の大きさは、ビニールハウスを含め約100~150坪(約330㎡~495㎡)あるとのこと。ビニールハウスを除いた部分だけでも、相当な大きさがあります。


農閑期を挟んだ畑は、写真にあるとおり、枯れかけた農作物が放置された状態です。まずはこの若干荒れた畑の土慣らし作業を行う。それが私の初陣となるミッションです。

 

そして、そのミッションを遂行するに当たり、農作業初心者の私は、こちらの方のお力を借りることとしました。

 

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実家におられました「管理機」です(以下、「さん」付けで呼ばせて頂きます。)。

 

この大きさの畑を、鍬で人力でやろうものなら、いつ終わるか、分かったものではありません。

でも、管理機さんのお力を借りれば、楽に土慣らしをすることができるというもの。

 

しかし、大きな問題が一つありました。

それは、私は今まで一度も管理機さんを動かしたことはもちろん、触れたことすらありませんでした・・・。

そこでまず、管理機さんの動かし方の練習から始めることにしました。


管理機さんを動かすためには、まず、管理機さんを目覚めさせる・・・即ち、エンジンを始動させる必要があります。

そのためには、次の手順を踏む必要があります。

 

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まず、①のスイッチを押して右側に回し、②のレバー(このレバーで、エンジンの回転数を調整することができます。)回転数を気持ち高めに調整します。

 

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次は側面に回ります。

③の金具がチョークです。3月はまだ寒いので、チョークを右に引いて暖機運転できるようにした上で、④を掴み、力一杯強く引きます(モーターボートの船外機のエンジン始動を想像してください。)。

この一連の動作により、でエンジンが始動します。

エンジンが始動したら、③のチョークを元に戻し、②のレバーでエンジンの回転数を調整(エンジン音を聞き、良さそうな回転数に合わせます。)すれば準備OKです。

・・・と、ここまで書くのは簡単ですが、正直、エンジンを始動させるのは難しい!

特に、④を引いて始動させるところが本当に難しく、最初、引いても引いてもエンジンがかかりませんでした。

セルスターターに慣れてしまうと、案外こういうエンジン始動というのが大変に感じてしまいます。


さて、エンジン始動の次は、管理機さんを自由自在に動かすための操作方法を覚える必要があります。

管理機さんには複数のギアがあり、まず、停車中にシフトレバーでギアを入れる必要があります。

 

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管理機さんのギアの種類は写真のとおりです。

前進2つ(シフトレバーに隠れていますが、「中立」の左隣に、さらに「前進2」があります。)に後進が、基本的に使用するギアの位置、そして、正転と逆転が、畑を耕す際に使うギアになります。

 

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そして、ギアを入れた状態で、赤丸の白いバーを黒いバーに近づけると、管理機さんが動き出す仕様です。この黒いバーが、自動車等で言うところの、クラッチとアクセルみたいな働きをすると思ってください。

ここまで覚えて、ようやく管理機さんを動かせることになりました。

とは言え、いざ管理機さんを動かしてみますと、これがまた一癖も二癖もあるもので、取扱いが本当に難しいです。

例えば、畑以外の場所で管理機さんを動かす場合、「前進1」と「前進2」のギアを使いますが、「前進1」の場合では、アクセル全開にしても、管理機さんの動きは本当にのんびりされています。

しかし、「前進2」にするとその動きが豹変、少しアクセルを強めただけでも管理機さん猪突猛進モードに変貌、その

小さな体からは考えられないパワーを発揮し、巨漢な私でも抑えられない程の力を発揮します。

・・・恐べし、管理機さん。

しかし、管理機さんを使いこなさなければ、土慣らしを人力でしなければなりません。
そこで、まずは畑の周りで、前進、後進、転回などの基本操作を繰り返し、ようやく体で扱い方を覚えることができました。

では,次に、管理機さんを使った土慣らしの作業を行いたいと思います。

まず、管理機さんを使う前に、畑にはあらかじめ、肥料と石灰を撒いておきます。管理機さんの土慣らしと同時に、この2つを土の中に混ぜ込むためです。

 

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畑なので、肥料は撒くのは当然、として、何故に石灰を? と当初思いました。

本からの受け売り知識で恐縮ですが、何でも、日本の雨は酸性を含んでおり(いわゆる酸性雨)、そのため土壌は酸性になりがちとのこと。
しかも、野菜は酸性を嫌うらしく、土壌を中性化させる必要があるので、石灰を撒く必要があるそうです。

 

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写真では分かりづらいですが、肥料と石灰が撒かれた状態の畑です。
ここに管理機さんを投入、畑にある枯れた農作物も含め、一気に土を慣らして行きます。

 

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・・・この写真だけでは、「楽ちんそうに機械でやってるだけでは?」と思われる方がいるかも知れません。

しかし、これが意外にも肉体を使う作業です。

土を耕すためには「作業」のギア、にしますが、この状態では、速度自体は「前進1」のギアと大差がない・・・つまり、速度はかなり遅い状態になります。おまけに、土慣らしをすると、管理機さんが土を掻くことにより負荷がかかり、思うように前進してくれなくなります。

そのため、管理機さんを全身で前に押すように動かさないと、畑ではちっとも前に進んでくれないのです。

兎にも角にも、全身を使い管理機さんを押し動かし進んでは反転させ、また管理機さんを押し動かし進む・・・その作業を繰り返し、少しずつ土を慣らしていきます。

 

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私が管理機さんで土慣らしをする傍らで、うちの細君が、畑からこぼれた土を戻したり、周りを整形したりして行きます。

 

このような作業を繰り返し繰り返し行い、ようやく、畑の土慣らしが完了しました。最初の写真と比べて見ていただければ、その違いは一目瞭然です。

 

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さて、最初に図で示したとおり、この畑はそれなりの面積があります。さすがにこの面積の畑の全てを、初心者の私が耕すのは無理な話です。

そこでひとまず、使用する区画を次の図のとおりとしました。

 

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本日の作業はこれまで。
もう少し気温が上昇したら、次の作業の種蒔きをしたいと思います。

本日の作業時間
午前9時~午前11時 約2時間

本日の作業内容
管理機による土慣らし(管理機操作習熟を含む)、肥料(牛肥)及び石灰撒き