こんにちは,四十雀です。
これまでの「釣り日記」シリーズは,川や池,湖など,淡水魚を釣ることをメインとしていましたが,今回,久しぶり(おおよそ5~6年ぶり)に海釣りに挑戦してみました。
さて,釣りを本格的に再開して以降,私はなるべくインターネット等で福島県沿岸における釣果情報をこまめに収集するようにしていました。
ただ,本年はあいにく新型コロナウイルスの影響による自粛の影響で釣果情報もあまり入手できず,何が釣れ始めているのかよく分からない状態が長く続きましたが,6月に入ると少しずつ情報が入るようになってきました。
その情報によれば,大体6月頃に入ってから福島県いわき市の小名浜港周辺でサバ・アジ(いずれも小サイズ)が連れ始めたとのこと。サビキ釣りは昔からよくやっており,道具もまだ潤沢にあるためそれほどハードルの高い釣りではありません。
しかし,丁度梅雨時期というタイミング,それと,どうしても外せない私的な用事が重なり,なかなか遠征に行くことができず・・・ようやく今回,運よく遠征に出ることができました(ただ,遠征日の前日まで,当日の天気が読めずかなりヒヤヒヤしました。)。
今回,最初に行くことに決めたのはいわき市の小名浜港にある通称「旧小名浜魚市場前」付近としました。ここは私も何度も通い,そして実績のあるポイントだからです。
なお,その近くにある「アクアマリンふくしま」前付近も綺麗に整備されている良いポイントなのですが,旧小名浜魚市場前は車の乗り付けが出来るのに対し,アクアマリンふくしま前は荷物を手で運ぶ必要があります。どちらを選ぶかは好み次第だと思います。
さて,遠征日ですが,予報では昼頃から雨が降り始めるとのことで,あまりのんびり郡山市を出陣することはできません。何より久々の海釣りです,「必釣」を期し(こんな熟語はありませんが・・・。),朝マズメには釣りを開始できるよう,朝3時起きで出発することにしました。
その結果,何とか小名浜港に到着したのは朝5時頃でしたが・・・すでに幾人もの釣り人の姿が。ホント,好きだな~と感心しつつ,我々もポイントを見つけ,早速竿や仕掛けの準備をしました(なお,うちの細君が同行していましたが,細君は助手席で爆睡しておりました。)。
さて,今回私が用意した竿と仕掛けですが,まず,上図のとおりサビキ仕掛けとなります。
上図左は防波堤から足元を狙うもので,釣り初心者のうちの細君用としたもの(ただ,細君は上記のとおり夢の中におりましたが・・・。)です。
また,上図右は遠投用としたもので,仕掛けは以前,沼沢湖でヒメマス釣りに使用したものを流用しています。
ただ,2種類のサビキを用意したのにはさらに訳があり,特に足元狙いの仕掛けで小アジや小サバが釣れた場合,それを生餌に泳がせ釣りをしようという考えもあったからです。
また,足元狙いの仕掛けであえてルアー用の竿を使ったのも,飽きたらエギやメタルジグでも投げようかな,という目論見もあったからです。
それはさておき,まずはサビキの仕掛けを投入・・・遠投分はそのまま放置,足元狙い分を見ますと・・・カゴから出るコマセに小さい魚が寄ってくるのが確認できました。これは期待できそう・・・?
ぼんやりと波間に浮かぶ遠投したサビキのウキです。この日,波は穏やかで,時折入港する船の発する波がウキを揺らすだけ,全然アタリはありません(なお,私だけではなく,周囲の人も全く釣れている様子がありません。)。
ようやく釣れた・・・いや,足元狙いサビキを上げたところスレ掛かりしていたのがフグ(クサフグかコモンフグかは分かりません。)でした。君はお呼びではないんだよな・・・。
その後,到着から約2時間,今日は天気と気温がイマイチだからまだ青魚が回遊していない,間もなく来るんだ,と自分に言い聞かせながら待ちましたが,そのような様子も一向になく・・・。「ボウズ」という言葉を頭によぎらせながら私が出した結論は「場所変更」でした。
小名浜港をあとにして次に我々が訪れたのはお隣・茨城県にある大津港です。ここも私にとっては実績のある好ポイントで,丁度移動自粛制限も解除されたいいタイミングで来ることができました。
こちらも小名浜港同様,すでに幾人もの釣り人がおります。とりあえず車の中で様子を見ていると・・・バンバン魚を釣り上げている! これなら大丈夫!
と,言う訳で,小名浜港同様の仕掛けを投入してみました(さすがに大津港ではうちの細君起きてくれ,足元用のサビキを担当することになりました。)。
早速うちの細君が何か釣り上げてくれました。サビキ釣りは初心者でも(魚か回遊していれば)楽に釣れ,その楽しみを教えてくれるいい釣り方です。
釣れたのは小サバでした。時期的どうしてもまだ小振りですが,それでもやはり釣れると嬉しいです。
ようやく生餌となる小サバが釣れたので,早速泳がせ釣りをしてみることにしました。仕掛けは上図のとおりで,一つはウキをつけ入って来た青物狙い,もう一つは底にいる魚(マゴチなど)狙いにしてみました(お隣の釣り人も泳がせ釣りをしていました。)。
今回はアウトドア用の折りたたみいすを用意,のんびり座りながら魚を待つつもりでしたが,入れ食いとは行かないまでもそれなりにアタリがあり,いすに座らせては貰えませんでした(もっとも,ノンアルコールビールを飲みながら釣りをする余裕はありましたが。)。
なお,今回使用したコマセはマルキューさんの「アミ姫きらら」です。手をあまり汚さずにカゴに入れることができ,なかなか重宝しました。
結局,大津港には朝8時頃から10時頃(この日の干潮は午前10時37分)までいましたが,釣果は小サバ約30匹オーバーとなりました。
さすがにこの量は我々2人では食べきれず,実家の両親にもおすそ分けしました。
なお,残念ながら泳がせ釣りは釣果なし・・・もっとも,青物狙いには少し時期が早い気がしますし,時間帯もあまり良くなかったように思えます。
でも,まだまだ防波堤サビキシーズンは始まったばかり,今後も遠征を計画し,色々な魚にチャレンジしてみたいと考えているところです。
なお,釣り上げた小サバは南蛮漬けにしてみました。
その味の感想はまた別の機会に・・・。
釣行データ
【釣行日】
令和2年6月22日(大潮)
【場所】
福島県いわき市 小名浜港
茨城県北茨城市大津町 大津港
【釣れた魚】
フグ(種類不明),サバ