こんにちは、四十雀です。
今回は、いわき市の「ナコソフーズ」さんで作られている納豆のご紹介をしたいと思います。
それは、いわき市にある「ワンダーランド」さんにある直売所「森のマルシェ」内を物色していた時のことでした。
sizyuukara-1979.hatenablog.com
いわき市在住6年の過去がある私も見たことのない三角形の納豆が販売されているのを発見しました。
これはなかなか面白い・・・そう思い購入することに。
こちらが今回購入した「勿来黒豆」です。少し分かりづらいかも知れませんが、表面には「創業明治38年」との記載が。
ナコソフーズさんのホームページを見たところ、確かに創業は明治38年(1905年)とのことで、土の室(むろ)を使った「つと納豆」を作り始めたとのこと。煮た大豆を藁苞(わらづと)で包み室に入れ、藁に付着している納豆菌を繁殖させて作る納豆が「つと納豆」です。
その後、昭和16年(1941年)には軍に納豆を納入するようになりましたが、その2年後の昭和18年(1943年)、戦局の悪化に伴う食糧配給制導入により営業を停止したとのことです。なお、この頃に経木納豆を作り始めたそうです。
ちなみに「経木」とは、スギやヒノキを用い作られた薄い木の板のことで、その経木に包まれた納豆が「経木納豆」です。
経木を開いた様子です。木材・・・というよりは、竹の皮のような素材にも感じられます。時代劇に出てきそうな素材です。
今回は自家製九条ネギを薬味にし、勿来黒豆を食べてみることにしました。
今回、黒豆で出来た納豆というものを食べるのは初めてです。別段、普通の大豆で作られた納豆と変わらないと思いますが、それでも、豆自体の甘味は大豆に比べ強く、濃厚な味わいが感じられます。
まぁ、分かりやすい一番の違いはやはり大きさの違いによる食感や食べ応えだと思います。
また、普通の経木納豆も食べてみました。経木に包むと、従来の納豆に比べ臭いが抑えられるとのことで、確かにそう言われればそうですが、そこまで鼻が敏感ではない私、あまり違いがよく分かりませんでした。納豆を常食している私より、納豆の臭いが苦手な人の方が分かりやすいかも知れません。
なお、気持ち大きめの大豆を使用しているこの経木大豆、味についてはまぁ、一般的な納豆かな、と思います。
興味がある方はぜひ一度、お試しください。