こんにちは,四十雀です。
今回の日本酒紀行ですが,福島県同様の日本酒どころ・新潟県にある、とある施設を訪れた内容について、ご紹介したいと思います。
そのとある施設とは・・・。
新潟駅構内にある「ぽんしゅ館」です。
新潟県に遊びに来た飲兵衛なら、ここだけは外すことはできません。
ぽんしゅ館では、新潟県内のお酒、また物産が所狭しと置かれ、正直時間がいくつあっても足りない程とても楽しい場所です。
そして、そんなぽんしゅ館でも特に楽しい場所が・・・。
こちら、「利き酒番所」です。
この利き酒番所、500円支払うと5枚、コインがもらえるのですが、そのコインを使うと、お猪口一杯分、日本酒が出てくるというシステムの番所。
これがまた楽しいんですよね・・・早速、私とうちの細君で日本酒を味わうことにしました。
なお、これだけの酒蔵のお酒があると、どれを飲んだらいいか悩んでしまいます。
そこで今回は、創業が古そうな酒蔵さんをメインに選んでみました。
まずは頚城酒造さん、創業が元禄10年(1697年)です。
頚城酒造さんの日本酒はなかなかすっきりしていて、辛口ですが飲みやすい純米酒でした。
これは女性でも飲みやすいタイプだと思います。
続いては玉川酒造さん、寛文12年(1673年)創業と頚城酒造さんよりもさらに古い酒蔵さんです。
飲んだお酒は純米吟醸、こちらもまたすっきり淡麗でとても飲みやすいです。
新潟県の日本酒は辛口が多いかな・・・などと勝手に考えていましたが、その考えは改めないといけません。
続きましては加賀の井酒造さん。慶安3年(1650年)の創業です。
こちらのお酒は、先の2つの酒蔵さんと違い、なかなかずっしりした重さを感じる辛口の純米酒でした。
どんどん行きましょう、次は田中酒造さん、寛永20年(1643年)の創業です。
こちらもまた、加賀の井酒造さんのような重みを感じる辛口純米酒。
でも、口の中にべたつき等はなく、飲み口はとても良いお酒です。
そしてこちらは峰乃白梅酒造さんです。創業は寛永13年(1636年)とさらに年代が古くなります。
このお酒もまたずしりと重いお酒。
新潟県のお酒は淡麗なものと少し辛口で重いものとに分かれるようです。
そして最後は吉乃川酒造さん。
本日6杯目ですが、これはうちの細君が5杯飲みきれないため。
なお、吉乃川酒造さんは天文17年(1548年)の創業、これは戦国時代のことです。
最後の吉乃川酒造さんのお酒もまた少し重い辛口純米酒、米の味がよく感じられるお酒でした。
ぽんしゅ館は本当に飲兵衛にとってはとても楽しい時間を過ごすことのできる、まさに天国のような場所です。
福島県でも似たような施設を作ってくれたらいいのですが・・・等と考えてしまいます。
ぽんしゅ館さんのパンフレットです。
飲兵衛の皆様、興味のある方はぜひお試しください。