こんにちは,四十雀です。
今回の日本酒紀行ですが,新聞を見ていたところ,2点ほど,福島県内の日本酒に関する記事が掲載されていましたので,ご紹介したいと思います。
その1 東北清酒鑑評会
令和2年11月12日,仙台国税局は,2019年度(2019年7月~2020年6月)東北清酒鑑評会の審査結果を発表しました。
同会へは,福島県からは吟醸酒の部に33蔵元(59点),純米酒の部に28蔵元(33点)が出品されました。
そして,
①吟醸酒の部
・金水晶酒造店(福島市)
・曙酒造(河沼郡会津坂下町)
・白井酒造店(大沼郡会津美里町)
・末廣酒造嘉永蔵(会津若松市)
・名倉山酒造(会津若松市)
・笹の川酒造(郡山市)
・渡辺酒造本店(郡山市)
・四家酒造店(いわき市)
・松崎酒造(岩瀬郡天栄村)
・吉の川酒造店(喜多方市)
・東日本酒造協同組合(二本松市)
・会津酒造(南会津郡南会津町)
・国権酒造(南会津郡南会津町)
・開当男山酒造(南会津郡南会津町)
以上,14蔵元(21点)
②純米酒の部
・金水晶酒造店(福島市)
・曙酒造(河沼郡会津坂下町)
・白井酒造店(大沼郡会津美里町)
・末廣酒造嘉永蔵(会津若松市)
・鶴乃江酒造(会津若松市)
・名倉山酒造(会津若松市)
・佐藤酒造店(郡山市)
・渡辺酒造本店(郡山市)
・松崎酒造(岩瀬郡天栄村)
・喜多の華酒造(喜多方市)
・東日本酒造協同組合(二本松市)
・会津酒造(南会津郡南会津町)
・花泉酒造(南会津郡南会津町)
以上,13蔵元(15点)
という酒蔵さんが,「優等賞」を受賞しております。
この成績,
・吟醸酒の部は3年連続トップ
・純米酒の部は秋田に次ぐ2位
というもので,残念ながら最高賞の最優秀賞,次点の評価員特別賞こそ逃しましたが,それでも,福島県の酒造りのレベルの高さを改めて示したものだと思います。
その2 男山酒造店さんの復活
本年(令和2年冬),平成10年(1998年)に生産を休止していた,福島県大沼郡会津美里町にあった蔵元「男山酒造店」さんが約20年ぶりに酒造りを復活させるというニュースが流れました。
同酒造さんは慶応元年(1865年)創業で,以前は「會津男山」を代表銘柄に生産していましたが,日本酒の需要低下により生産を休止していたそうです。
今回,生産を再開した同酒造さんでは,地元の米にこだわり,福島県オリジナルの酒造好適米「夢の香」や「福乃香」を使用しており,本年12月下旬には醸造工程の最終段階である「搾り」に入るとのことです。
まだ福島県内の酒蔵全部を回りきれていない私ですが,また1つ,酒蔵が増えることはとても楽しみな話です。
さて,新型コロナウイルスの影響で飲み会が減り,日本酒を取り巻く環境が厳しいように思えます。
こんなときだからこそ,飲兵衛としましては,自宅で温かい鍋物など美味しい冬の料理を食べつつ,福島県産の日本酒を飲んで楽しんで行こうと考えています。
皆様も、ぜひ美味しい福島県の日本酒、ご堪能ください。