こんにちは、四十雀です。
前回の「カメラ小話」では、私が使用している「Opteka」社さん製の望遠レンズについてご紹介しましたが、実は、私はもう一本、同社さん製のレンズを持っています。
それがこちらのレンズです。
前回紹介した「420mm-800mm」望遠レンズを上回る「650mm-1600mm」望遠レンズです。
「420mm-800mm」望遠レンズや「AF-S NIKKOR 18-55mm」レンズと比較すると、その大きさがよく分かると思います。
我が家ではこの望遠レンズを「バズーカ」とも「46cm砲」とも呼んでいます(「46cm砲」とは、戦艦大和級の主砲のことです。)。
「420mm-800mm」望遠レンズ同様、このレンズもマニュアルレンズです。簡単なスペックを言いますと、次のとおりとなります。
①口径 86mm
➁焦点距離 650mm-1300mm
③F値 650mm時8.0、1300時16.0
④重さ 不明(家庭用スケールでは測れませんでした)
⑤長さ 650mm時約46cm、約1300mm時約59cm
なお、「420mm-800mm」望遠レンズ同様、胴体には焦点距離とF値が記載されています。
さて、前回、「420mm-800mm」望遠レンズの紹介をした際に、テレコンバーターの装着が可能と書きました。このレンズも、同一メーカー品である関係上、テレコンバーターの装着が可能です。その場合、スペック上焦点距離が「1300mm-2600mm」にまで跳ね上がります。
「650mm-1600mm」望遠レンズでは、テレコンバーターを装着することを前提で運用しています。いかに遠くの被写体を撮影できるか、それがこのレンズの存在意義だと思います。
では、この「650mm-1600mm」望遠レンズの性能について、実際の写真を見ていただければと思います。
ちなみに、撮影したのは令和元年6月16日雨、午前8時頃の時間です。
まず、「AF-S NIKKOR 18-55mm」レンズで撮影しました。被写体は、画面中央、赤丸で囲んだ鉄塔としました。なお、この写真は、シャッタースピードは1/640、F値13、ISO1250です。
続いて「420mm-800mm」望遠レンズ、テレコンバーター装着状態で、「840mm」で撮影したものです。シャッタースピードは1/160、ISOは1250です(以下、シャッタースピードとISOは全て同じ。)。
鉄塔にある「6」の数字に焦点を合わせています。
続いて「650mm-1600mm」望遠レンズ、「650mm」の状態で撮影しました。シャッタースピード、ISOの設定上、白っぽく撮影されています。
続いて「1300mm」の状態で撮影してみました。「650mm」に比べ、F値のおかげで暗めに撮影されています。
今度はテレコンバーターを装着、「1300mm-2600mm」の状態にした上で、「1300mm」の状態で撮影してみました。
テレコンバーターを装着しない「1300mm」の状態と、ほぼ大差ないと思います。
最後はテレコンバーターを装着、「2600mm」の状態で撮影してみました。「AF-S NIKKOR 18-55mm」と比べてみて、かなり遠くまで撮影できることが分かります。
今回は、画質等を比較するため、若干暗めに撮影していますが、実際には、シャッタースピードやISOを調整すれば、もっとよく撮影することができます。
このように、「420mm-800mm」望遠レンズよりも遥か遠くを撮影できる望遠レンズですが、最大の欠点として、その重さから、三脚を装着しないと全く運用ができません・・・。
正直、運用する場面を見出すのがなかなか難しく、現状、「戦艦大和級」のように、あまり活躍できていません・・・。
ただ、今後、湖沼の水鳥や風景撮影の場面などで運用してみようかと考えています。
持ち運びや活躍の場面に制限はありますが、現在所持している一眼レフ用レンズの中で最大射程距離を誇るというて点で、非常に魅力的なレンズと言えます。
ぜひご参考までに。