こんにちは、四十雀です。
今回は、「矢澤酒造店」さんの日本酒について、ご紹介をいたします。
矢澤酒造店さんは、福島県の南端、東白川郡矢祭町に酒造を構えています。
ホームページによりますと、矢澤酒造店さんの前身である酒造さんは天保4年(1833年)以来、彼の地で酒蔵を営んでいるとのことです。
前身、と書いたのは、元々、この地には「藤井酒造店」さんが酒蔵を構えていましたが、どこの地方でもある売上減少等の影響で、蔵を引き継ぐ人を探していたところ、現在の蔵元さんと出会い経営権を譲渡、それに伴い屋号を矢澤酒造店と変更したとのことです。
国道118号線沿いに矢澤酒造店さんの酒蔵があります。
実は、うちの細君は東白川郡に縁があるため、この周囲にはよく来ますが、私と細君の記憶では、上記の樽には昔、「南郷」の文字が書かれていたような気が・・・。
矢祭町の酒屋さんでのラインナップです。さすがに豊富に取り揃えております。
私個人としては、「南郷」のラベルが一番馴染みのある商品です。南郷、というのは、戦国時代辺りからの東白川郡を示す言葉で、この辺りは佐竹氏(常陸)や石川氏、白河結城氏が勢力確保のため戦いを繰り広げた場所でもあります。
さて、今回、ご紹介用に購入しましたお酒はこちらとなります。
「麗(うらら)」という、純米吟醸になります。こちらは「コラッセ福島」で購入したものとなります。
sizyuukara-1979.hatenablog.com
グラスに注いでみました。
気持ち、色が強めに付いているのかな、と思います。
また、思いのほか香りは強くはありません。
次に一口。
上記のとおり、あまり鼻で香りは感じられませんでしたが、口に中に含みますと日本酒の香りが広がります。あまり辛口ではなく、淡麗ですっきりした味わいのする日本酒です。
また、うちの細君いわく、だいぶあっさりして飲みやすい日本酒である、とのことでした。
ぜひ一度、お試しの程を。
(令和元年8月30日試飲)