こんにちは、四十雀です。
今回は、南会津郡只見町にある黒谷舘についてのご紹介をいたします。
それは、只見町にある「会津只見考古館」さんを訪れたときの話でした。
sizyuukara-1979.hatenablog.com
同館さんの展示物の中に、黒谷舘の紹介がなされているのを発見。
復元した黒谷舘の模型も展示されています。
へ~,こんな館が存在していたのか・・・城や舘に多少の興味のある私ですが,黒谷舘,というのは初めて聞きました。
なんでもこの黒谷舘,「新編会津風土記」という,享和3年(1803年)~文化6年(1809年)に変遷された史料によれば,約100m、東西約45m、南北72mの規模で築かれていた舘の模様。
いつ,誰が築いたかは不明なのですが,どうも「山内兵庫」という人物が舘主だったとか。
もっとも,この人物もどんな人物か,不明らしいんですよね・・・。
ただ,戦国時代,伊達政宗に滅ぼされるまで会津一円を治めていた蘆名氏の家臣に「山内氏」という,伊北郷(只見町、金山町、三島町)を治めていた人物がいるので,それと何か関係があるのかな・・・と思ってしまいます。
城なり舘と言った歴史的遺構というものは,どうしてもメジャーなものに目が行きがちですが,たまにはこの黒谷舘のような,言わば「埋もれた」ものを探してみて,あれこれ空想するのも,何だか面白いような気がしてきました。
今後も,のんびり歴史絡みの遺構や史跡を巡り,適当に想像を働かせつつご紹介できれば・・・なんて考えております。