こんにちは、四十雀です。
今回は、アニサキスについて少しつぶやかせていただければと思います。
アニサキスと言えば魚類やイカに棲む寄生虫で、人体には棲むことができず、死ぬかまたは排泄されますが、その過程にて激しい腹痛や吐き気を引き起こす「アニサキス症」を起こすことで有名です。
私も若い頃、アニサキスが胃に棲みついたことがありますが・・・いやはや、その痛みと来たら、もう思い出したくないものでした。
ところで、ここ数年、アニサキス症が発症したというニュースを見る機会がとても多いかと思います。
これはつまり、それだけ鮮度の良い魚が流通するようになったため・・・だと思いたいところですが、問題? なのは、アニサキスのいる魚を販売したお店はそのペナルティとして営業停止の処罰を受けること。
正直、これってどうなのかな・・・販売するお店が、切り身の全てを確認して、アニサキスがいるかどうかを確認することはまず不可能なこと。
お店側が負担すべき責任ではないと思うのですが・・・。
アニサキスを防ぐ手立ては、魚を食べる側がすること、例えば、薬味をたっぷり付けたりよく噛んで食べるようにする、そもそも生魚は食べず加熱等調理する・・・等の方法で、避けるべきものではないかと思います。
なお、アニサキスを始めとする寄生虫は昔からその存在が知られていたようで、私の知りうる限りでの寄生虫に関する古い話は、中国で有名な三国時代のことです。
三国時代に登場する武将に、「陳登」という人物がいます。
この人物、劉備や曹操に仕えましたが、西暦200年頃に30代後半に亡くなってしまいます。
その死因ですが、陳登は以前、魚の生物(膾)を食べたところ、体内に寄生虫(回虫)が巣くうようになりました。
その際は、当時の名医・華佗の投薬により一時は治癒しましたが、華佗は陳登に対し、3年後再発することを予言、良い医者を近くに置くように助言しました。
そして、そのとおり陳登は3年後寄生虫が再発するのですが、周りに良い医者がおらず、また、華佗も不在だったため、結局死去したとのことです。
このように、人間と寄生虫との戦いは、かなり昔から始まっていたようです。
なお、調べたところでは、アニサキス症の痛みには正露丸が効果があるとか。
https://www.minato-yamaguchi.co.jp/minato/e-minato/articles/81892
一家に一つ常備しておくと良いのかもしれませんね。
(令和3年7月7日)