こんにちは、四十雀です。
今回は、「開当男山酒造」さんの日本酒について、ご紹介をいたします(全国新酒品評会(2018酒造年度)金賞受賞)。
福島県にお住まいで、かつ、ラジオが好きな方であれば、一度は次のラジオCMを聞いたことがあるのではないかと思います。
「三百余年の伝統が~、作り上げたァ男の酒~、今夜一献、会津田島の~、開当男山~♪」
非常に渋い、なんといいますか、昭和の男・・・もとい「漢」を感じさせるこのCMこそ、今回ご紹介する、開当男山酒造さんのCMなのです。
ホームページによりますと、開当男山酒造さんの創業は享保元年(1716年)、徳川八代将軍徳川吉宗が征夷大将軍に就任したのと同じ年です。
まさに、CMの「三百余年の~」の歴史がある酒蔵さんと言えます。
開当男山酒造さんのたたずまいです。まさに歴史を感じさせるたたずまいです。
一般的な開当男山酒造さんの商品です。南会津のお酒ですが、県内にも流通しています。
さて、今回、ご紹介用に購入しましたお酒はこちらとなります。
純米吟醸酒、180mlサイズのものです。
どちらかというと、県外の方向け用として、県内のいくつかの酒造さんがこのサイズのお酒を造っているのですが、そのうちの一つ、となります(道の駅や物産館などで手に入ります。)。
グラスに注いでみました。
写真では分かりづらいかも知れませんが、透明ではなく、微かに色が付いています。
まず、香りですが、さすがに純米吟醸、ほのかにフルーティな香りが鼻孔をくすぐります。
次に一口。
フルーティな香りで飲み口はいいのですが、気持ち日本酒らしい重み、いい意味でで野趣溢れる味が口の中に広がります。
やはり、この野趣溢れる=力強い味、というのが、「南会津のお酒」の特徴だと思いますし、それがとても好きです。
(個人的には、上品な日本酒よりも、野趣溢れる(表現が悪いかも知れませんが、「田舎」、「地方」を感じられる。)日本酒の方が好きです。まさに「地酒」を飲んでいる気分になるからです。)
昔、渓流釣りをしていた頃、釣り上げたヤマメを南会津のお酒とともに食べていました。
淡泊で上品な白身魚のヤマメと、力強い南会津のお酒はとても相性がいいと思います。
三百余年の伝統の味、ぜひ一度、お試しの程を。
(令和元年7月6日試飲)
※令和元年7月21日 追記
今回、南会津郡南会津町にある「道の駅きらら289」を訪れたところ、次のような商品を発見いたしました。
限定・レトロな袋入りの純米生貯酒です。味のある袋がとても渋くてかっこいいと思います。