こんにちは,四十雀です。
さて、昨年(令和2年)のこと、私が20代半ばの頃に購入、約10数年程渓流釣りに使用していた竿の穂先を誤って折ってしまいました。
写真では分かりづらいかも知れませんが、振出竿の一番先の節の根元から折れています。
さすがに十分、元を取るだけ使用した竿ですが、しかし、いくら安価な竿でも長年使用すると愛着の湧く物、このまま捨てるのも忍びないので、出来るかどうかは分かりませんが、自分で修理をしてみることにしました。
まず、用意したのは穂先用のトップリリアンです。
こちら、釣具屋さんで販売されている物です。
これを穂先に、少々力ずくで差し込んでいきます。
今回使用したのは内径1.4mmのものですが、少しきつめだったかも・・・。
ただ、これよりサイズが上の品(1.9mm)は販売しておらず(通販にはあり)、仕方ないので1.4mmを使用することにしたものです。
次に穂先に差し込んだリリアン部分を軽くライターであぶります。
こうすることによりリリアンが溶け、より定着します。
こちらがライターであぶった後の様子です。
見た目であぶられ具合が分かるかと思います。
そして、あぶった上から瞬間接着剤を塗り固め、さらに補強をします。
そして、リリアンの先端を軽く結び・・・。
やはりライターであぶって固めてあげれば完成です。
リリアンを溶かした部分がつかえて収納がうまくはいきませんが・・・まぁ、この竿、すでに竿のキャップがないから問題ありません。
この竿、5.4m、主に渓流用に使用していたものですが、今回の修理の結果、約5m程度の長さとなりました。
新たに先端とした節(元々二番目だった節)の部分はそれなりの太さがあるため、引き続き渓流に使うのに引き続き、少し大きめの魚、コイやフナを狙うのにも使えるかな? と考えています。
今回、実際竿の修理をしてみた感想として、簡単な穂先の修理なら、自分で行えることが分かりました。
振出竿は結構穂先を折ることが多く、その都度釣具屋さんに修理を頼むと少し高くついてしまいますから、これはいい経験となりました。
もし振出竿の穂先を折られてしまった場合、捨てたり修理を出す前に、自身で修理を手掛けるのも一つの方法ですし、より道具に愛着が湧くのではないかと思います。
参考にしていただけますと幸いです。