こんにちは，四十雀です。
今回は琉球の話について，少しつぶやかせていただければと思います。
琉球と言えばかつての沖縄県の呼び名，厳密に言うと，かつて存在していた琉球王国（及び琉球藩），そして戦後，一時期存在していた琉球政府の呼び名，と言った方が正しいのでしょうか？
なぜ唐突に琉球？ とお思いの方も多いかと思いますが，実は今回，ちょっと野暮用で沖縄県の歴史，とりわけ中世～近世あたりの歴史について，少し調べてみる機会がありました。
そこで分かったこと。
いやぁ，私，琉球の歴史というもの，全然知りませんでした。
一応，歴史好きを自負している身，多少日本の歴史を嗜んでいたこともあり，日本（本土）の歴史と何かしら共通項があるだろう・・・程度の気持ちで調べていたのですが・・・全然違いますね。
琉球の歴史を紐解いてみると，まず，本土同様，石器時代や貝塚時代が存在していたとのこと。
その時代の生活自体は，気候や生活の違いは多少あれども本土とあまり変わらなかったのかなと思われるのですが・・・難しいのはその後の歴史です。
まずは「グスク時代」という時代になったそう。
グスク＝城，ただ，本土の城とは違う，中華風な城塞，というもので，琉球の各所にグスクと集落が出来上がった・・・というイメージなんでしょうかね。
そして，その集落の中から「按司」（「あじ」または「あんじ」）と呼ばれる政治的な支配者が生まれたとか。
そして，様々な集落やら按司が抗争を繰り広げ勢力を拡大，沖縄本島北部・中部・南部にそれぞれ「北山」，「中山」，「南山」という三大勢力が統治するようになったとか。
何だか三国志の群雄割拠時代を彷彿させますが，琉球は伝統的に大陸の影響を受けていたことも影響しているんですかね・・・。
やがて尚巴志がこの三山を統一，琉球王国を成立（第一尚氏王統）させるものの，この系統は短期間で瓦解，1469年に第二尚氏王統が成立，その後，1879年の明治政府による琉球処分までの約400年もの間，琉球王国は存在していました。
この辺りの話になると，何となくイメージが付くような付かないような，という感じになります。
無論，この約400年の間，琉球王国はずっと安泰だったか，というとそうではなく。
例えば，薩摩藩から侵攻を受けたりとか，中国（当時の明・清）から柵封国として従属国になることを強いられたとか，まぁ色々あったそうですが，それでも一個の独立した王国として機能していました。
そんな，グスク時代から琉球王国時代，どんな文化があり，そしてどんな生活をしていたか・・・結構，「教科書では教えてくれない歴史」的なものを調べるのって好きなんですよね・・・。
ただ，生粋の東北人の私，琉球（沖縄）には全く縁がありません。
まずはこれを見て，当時の琉球王国がどんなものか知るのが一番手っ取り早いのかも知れません・・・。
ＮＨＫ大河ドラマ「琉球の風」，原作は陳舜臣先生ですね。
将来的には一度くらい，沖縄県に足を運んでみたい（本場の沖縄料理が食べたい）ところ。
でも・・・。
実は私，飛行機恐怖症・・・ではなく，軽度の高所恐怖症笑
我がアラフォーの人生の中，実は飛行機に乗ったのはまだ1度だけ，福島⇔千歳間のみです（しかもアラサーになってから。）。
福島⇔千歳間は短時間でしたので何とか耐えることができましたが・・・う～ん，それを超える時間，果たして乗っていることができるのだろうか・・・。
まぁ，今はまず，地元のスーパーで買ったオリオンビールやら泡盛やらを楽しみながら，琉球の歴史について学んで，将来の下地でも作ることに勤しみたいと考えています。
押し付けられる勉強というものは嫌いですけれど，自分が興味のある分野について勉強するのは楽しいものですね。
（令和3年3月30日）
