こんにちは,四十雀です。
今回は,福島県東白川郡棚倉町を流れる「久慈川」及び同水系を釣行した際のご報告をいたします。
さて、令和3年もいつの間にか4月を迎えましたが・・・釣り人にとってこの時期、実はとても重要な時期です。
それは・・・渓流釣りが解禁になること。
これは地方により違いますが、福島県の場合、基本的に4月1日~9月30日の間、渓流釣りが解禁されます。
やはり、1年に数回、渓流でしか会うことのできないイワナやヤマメの姿を見たいものです。
そこで今回、仕事終了後現場近くに遠征して車中泊、翌朝から釣りを楽しむことにしました。
sizyuukara-1979.hatenablog.com
この点、わざわざ車中泊をせず、当日の朝一に現場に行けば・・・と考える方もいるかも知れません。
実は、昨年そのようにしてみたのですが、現場に日の出前に到着したいことや当日遊漁券を買う時間などを考えると、郡山市を朝3~4時に出発しなければならない、という現実が・・・。
それを考えれば、やはり現場近くには前日から足を運んでいるのが一番合理的です。
ちなみに、現場に到着したのは午前4時頃、まだ周囲は真っ暗で、車内にて日の出を待ちました。
なお、今回訪れたのは毎年お世話になっている久慈川。
私のように渓流スキル・レベルの低い人間にとってはとても入りやすく釣りやすい川です。
sizyuukara-1979.hatenablog.com
sizyuukara-1979.hatenablog.com
この日の天気は晴れ、風もなく最高の釣り日和です。
では、まずは久慈川本流から、本年初の渓流釣りスタートです(釣り開始は朝5時、写真は大分時間が経過してからのものです。)。
なお、今回の仕掛けですが、
①延べ竿(岩清水・5.4m)
➁道糸1号
③ヤマメ針7号(ハリス0.8号)
④目印・ガン玉・スナップ付きサルカン
⑤餌はブドウ虫
で、仕掛けの長さは1~1.5m程度、俗にいう「チョウチン仕掛け」というものにしていました(岩清水は二代目です。)。
はやる気持ちを抑えつつ、この仕掛けで餌を流してみますと・・・。
いきなりヤマメがヒット!
写真だと小さく見えますが、ぎりぎりキープサイズ、しかし、朝一で釣れるとは幸先が良いところです。
次に釣れたのはウグイです。
結構アタリは強いので、釣る分には楽しい魚ですね。
ところが、その後が続きません。
久慈川本流を上へ上へと歩きましたが、全然アタリがありません。
どうやら、前日、前々日に人が入り、ヤマメが大分釣られた模様です(時間的に釣り人はまだいませんでしたが、釣り場には足跡が多くあったことからも伺えます。)。
そうすると、人が入らない、釣らない場所を狙わないと・・・。
例えば、上の写真、赤い囲み部分には足場が悪く行けませんでしたが、5.4mという竿の長さを生かし仕掛けを入れてみたところ、一瞬アタリと水中を泳ぐ魚影を見ることができました。
先に書いたとおり、久慈川は私のような初心者でも入渓しやすい釣り場です、だからこそ、簡単に入れるところには魚がすぐにいなくなります・・・。
それでも約3時間、久慈川を歩き回りましたが結局ヒットは出ず・・・。
おまけにブッシュを歩いてる最中、背負っていたリュックが開いてしまい、スペアに持ってきていた3.6mの竿を落とすという悲劇も・・・。
少し心が折れかけましたが、満開の桜を愛でた後、気を取り直して、久慈川本流ではなく同水系支流を歩くことにしました。
次に来た久慈川支流は私も初めて足を踏み入れた場所で、川にはまともに歩けるような岸辺がなく、ウエーダーを装備して渡河しながら上流へ向かうような川でした。
一応、情報では放流はしているらしいのですが、いかんせん水量が少ない川で、私のくるぶし付近、約20~30cmくらいしか水のない川でした。
ここにヤマメがいるのかな・・・そう思いつつ、一応仕掛けを投入してみると・・・。
小さっ!!
明らかにリリースサイズのヤマメが釣れました・・・が、針を飲んでいてリリースもできず・・・仕方なくキープしました。
しかし、この支流、本当に目ぼしいポイントがありません。
それでも何とか、上の写真のように少し淵のようになっている場所があったので仕掛けを入れてみると・・・。
なんとか三匹目を上げることができました。これはまだまずまずのサイズのヤマメです。
この時点時計の針は午前11時頃を回っていました。
一応三匹釣れたので、ここで撤退・・・も考えたのですが、折角車中泊をしてまで来たのですし、また、今回はブドウ虫を2つ持ってきたこともあり、餌を全部使い切ることにしました。
ただ、この支流ではどうにもこれ以上釣果は望めそうにありません。
そこで、さらに別の久慈川水系支流に足を運んでみることにしました。
この支流、先の支流とは違い、どちらかというと入渓しやすいポイントでした。
実際、結構足跡も残っており、正直釣果はないかな・・・そう思いつつ、今後のポイント探しも兼ねて、ダメ元で歩いてみることにしました。
それでも、写真のように川の上に木の枝が伸びて仕掛けを入れづらい場所を発見しました。
ルアーなら何とか攻められそうですが、餌釣りなら結構忌避されそうな場所です。
これならヤマメがいるかな・・・と思い仕掛けを入れてみたところ・・・。
写真だと分かりづらいですが・・・かなりの大物が!!
この写真のヤマメともう一本、この支流で釣り上げることができました(五匹目、写真撮影を忘れていました笑)。
今回釣り上げた五匹のうちの四匹です。
一番下が最後に釣り上げたヤマメ、そしてその上が、問題の巨大ヤマメです。
ちびヤマメと比べると、その大きさがよく分かるかと思います。
サイズを測ると・・・約30cm、私の釣りあげたヤマメの中では最高の大きさ、そして・・・憧れの尺物ヤマメです!!
ちなみに、四番目に釣り上げたヤマメも約27cmと良型でした。
私の推測ですが、もしかするとこの二匹、今年放流した個体ではなく、去年放流されていた個体かも知れません。
それにしても、車中泊という初めての試みをしてまで決行した久慈川釣行、大成功のうちに終わり、とても満足しております。
これからどんどん釣り人が川に入り、良型のヤマメを釣り上げるのは難しいところですが、まだまだ渓流釣りシーズンは始まったばかり、色々な渓流に足を運んでみたいと考えています。
釣行データ
【釣行日】
令和3年4月3日
【釣れた魚】
ヤマメ、ウグイ
【備考】
特になし