こんにちは,四十雀です。
今回は,ゼニタナゴについて,少しつぶやかせていただければと思います。
さて,令和3年6月に,宮城県にある伊豆沼にて,絶滅が危惧されているゼニタナゴの姿が確認された旨,ニュースが流れました。
ただ,同時に,伊豆沼周辺のため池では,ゼニタナゴを絶滅に追い込んだ理由である,特定外来種・ブラックバスが再繁殖をしているというニュースも流れました。
ブラックバスを始めとする特定外来種の違法放流(現在,特定外来種に指定されている魚を放流することは違法です。)は全国各地で問題になっていますよね・・・実際,生態系が大きく壊れているのは事実です。
この,ブラックバス問題については,賛否両論色々あるところですよね・・・。
ただ,ブラックバスの引きの強さや駆け引きなどを愛好する人達の気持ち自体も分かりますし,場所によっては,ブラックバスが釣れることをウリにして遊漁権を販売している場所もあるのも事実(檜原湖辺りはまさにそれですし。)。
また,ブラックバスやブルーギルは周辺の小魚を食べて生態系(古来からいる種も含む)を崩す,という理由でNGではあるのですが,それならば,今も続くコイの放流(コイも結構雑食で食害が酷い。)や,本来その場に存在しないヘラブナの放流もどうなのか,というツッコミもあります・・・。
ちょっと,色々考えさせられるテーマである今回のゼニタナゴの復活劇。
体長数センチにしか満たない魚ですが,そんな小さな魚から,色々大きなことを感じさせ,そして学ばせてくれているように感じます。
一度絶滅した魚は二度と復活しませんし,すべての釣り人が楽しく釣りを楽しめる環境を守るため,一釣り人として考えたいところです。
・・・ちなみに,ゼニタナゴは釣ることができるのでしょうか,それもちょっと気になります・・・(タナゴ釣り,これはこれでとても楽しいんですよね・・・。)。
(令和3年7月22日)