こんにちは,四十雀です。
今回は,白ポストについて,少しつぶやかせてもらえればと思います。
さて,大分前の話なのですが,福島市で開催されていた「りぼん展」を見に行くために福島駅を訪れた際のことです。
sizyuukara-1979.hatenablog.com
駅西口で,久しぶりにこれを見ました。
懐かしい,「白ポスト」です。
これを見て分からない方も多いかと思いますので,簡単に解説しますと,これは青少年に有害図書(ようはHな本とか)を見せないために投入するもの。
郵便ポストが赤いことから,それに対して白ポスト,と名付けられたそうです。
いやはや,この白ポスト,まだあったんですね。
私は幼稚園から高校卒業まで福島市に住んでいたため,ここに白ポストがあるのを知っていましたが・・・少なくとも30年以上はあると思います。
白ポストの歴史を紐解くと,どうやら昭和38年(1963年),尼崎市に白く塗ったドラム缶を置き,有害図書を入れるようになったのが最初とのこと。
それからしばらく経った1970年代になると,永井豪先生の作品「ハレンチ学園」の影響でスカートめくりが小学校で流行,社会問題(!?)になったり,子供部屋が普及して有害図書が子供に持ち込まれたりする懸念が増えたため,この白ポストが全国的に普及したそうです。
しかし,スカートめくりとは・・・。
私が小学校に入学したのはもう少し後年のため,さすがにそんなことを小学校でしている男子生徒は(私を含め)いなかった・・・と思います。
なかなかカオスな時代もあったようですね笑
でも,私が子供の頃は,こういった有害図書に大人がだいぶ神経質になっていたと思います。
と,言うのも,ぼんやりとした記憶ですが,小学校の視聴覚室で,小学校の男子生徒がHな本を拾ったか何かして家に持ち帰り,それを親に見つかって怒られ諭される,的な,今で言う啓蒙チックなビデオを見た記憶があります。
その話では確か,ラストシーンでその男子生徒が親と一緒に白ポストに行き,そのHな本をそこに入れていたのを記憶が。
そんな,健全な青少年を有害図書から守る防波堤的存在の白ポストですが,近年はインターネットで簡単に有害画像・動画が閲覧可能になったこと,また,アホな大人がゴミを入れたり鍵を壊し中の物を盗むという影響からその数を減らしているそうです。
段々絶滅危惧種化している白ポストですが,まだまだ現役で頑張ってもらいたいものです。
(令和3年4月19日)