こんにちは、四十雀です。
今回は、収穫したニンジンを使い、福島県の郷土料理である「いかにんじん」を作りたいと思います。
福島県を代表する郷土料理の一つであるいかにんじんはその名の通り、いか(スルメ)とニンジンを醤油、日本酒、みりんなどで漬け込んだ料理です。
今では県内全域で作られていると思われますが、本来は福島県中通り地方北部を中心に作られていたようです。
その作り方も家庭ごとに差異があり、最近では松前漬けのように昆布や数の子を入れる方もいるそうですが、私個人としてはシンプルな味付けのいかにんじんが好きなタイプ。
県内のスーパーでは市販品も売られていますが、ちょっとそれだと口に合わないので、いつも冬場、自家製いかにんじんを作るようにしております。
では、今回も早速作りたいと思います。
こちらが今回収穫したニンジンです。
少し小振りですが、まぁ、いかにんじんを作るには十分、よく洗い土と根を落とします。
次によく洗ったニンジンの皮を剥いて細切りにします。
一緒に入れるスルメについては市販品を使います。
長さは好みだと思いますが、市販品の切りスルメは気持ち長い気がするので、今回さらに半分に切りました。
さて、漬け込みに使う調味料ですが、今回は料理酒と薄口醤油を使うことにしました。
割合としては半々としており、舐めてみて少ししょっぱい場合にはさらに水を足して薄めます。
ちなみに、いつも私がいかにんじんを作る場合、純米酒と濃口醤油を使用してるのですが、今回は台所にある物を使用して作ることにしました。
そのため、少し味に不安があったので、今回はさらに少しみりんを足してみることにしました。
さて、調味料を入れた後、さらにタッパー内に小皿を入れて重しにし、さらにふたをして冷蔵庫に入れて少し寝かせます。
2日もすれば完成となります。
早速食べてみますと・・・薄口醤油をセーブして味付けしたためか、案外味は(良い意味で)薄めに出来ました。
その分、ニンジンの風味を楽しむことができるのですが・・・この風味がとても強い!
市販品のニンジンでは感じられない風味の強さです。これは自家製だからでしょうか?
福島県民にとっていかにんじんは冬の風物詩、簡単に作れますし、酒の肴にもご飯のおかずにも丁度良い料理だと思います。
これを食べきったらまた作ろう・・・。
料理名
いかにんじん
【材料】
ニンジン、スルメ、日本酒、醤油、みりん
【調理時間】
約3日
【備考】
あまり濃いめに味付けしないよう注意してください