こんにちは、四十雀です。
今回は、収穫した里芋とゴボウを使い、山形風いも煮を作りたいと思います。
いも煮は東北地方ではポピュラーな料理で、よく秋頃に、野外で大きな鍋で作っていました(中学校くらいまでは学校行事で行っていました。)。
これは私の個人的な感想ですが、福島県では味噌で味付けをし、豚肉を入れるケースが多いと思います(要は豚汁に近いと想像してください。)。
これに対し、山形県では醤油で味付けをし、牛肉を入れて作っており、以前(20年近く前)、山形県に所縁のある職場の上司が山形県から材料を取り寄せて、山形風のいも煮を作ってくれましたが、それがとても美味しい物でした。
そこで今回、我流の「山形風」のいも煮を作ることにしてみました。
こちらが今回収穫した里芋です。
この里芋を鍋で15分くらい下茹でします。
そして、水で洗い流しながら皮を剥くと、簡単に剥くことができます。
次にこちら、我が家で収穫したゴボウです。
このゴボウの皮を剥き、ささがきにします。
次に、こんにゃくをスプーンで切ります。その方が包丁で切るより味が染みるとのことです。
そして里芋を入れた後に水を入れ、ひと煮立ちさせます。
さらに、今回キノコ類としてシメジを入れ、また、肉としては牛肉を入れました。
ここまで来ると大分アクが出るので、それを十分に取ります。
味付けに関しては、自宅にあった料理酒、みりん、醤油を使用してみました。
そして完成したのがこちらとなります。
散らしてあるネギは我が家で収穫した九条ネギと万能ネギです。
一応、最初からネギを入れて煮込む方法もありましたが、我が家のネギは全て冷凍保存しているため、今回完成したいも煮に散らす程度にしました。
では、早速食べてみたいと思います。
最初に書いたとおり、どうしてもいも煮=味噌味の先入観のある私のため醤油ベース+牛肉入り、となると、味がすき焼きに近いのかな、と感じてしまいました。
勿論、美味しくないという意味ではなく、これはこれで全然有りな味です。
なお、いも煮とは、大抵野外で作り、その場で全てを食べつくす物ですが、豚汁同様、一晩寝かせた方が味が染みさらに美味しくなりました。こればかりは仕方がない話だと思います。
さて、私はこれませ(本場だと思われる)山形のいも煮を遠い昔に一度食べたきりなので、今回作ったいも煮が本当に山形のいも煮の味付けなのか分かりませんでした(そのため「山形風」です。)。機会があれば山形のいも煮を食べてみたいところです。
よかったらお試しください。
料理名
山形風いも煮
[材料]
里芋、ゴボウ、シメジ、こんにゃく、醤油、牛肉、調理酒、みりん
[調理時間]
約30分
[備考]
なんとなくですが、山形の調味料(醤油や日本酒)を使用した方が美味しいのかも・・・。